ジェイソン流 お金の増やし方(厚切りジェイソン 著)
お金のこと、投資のことについて初めて意識的に勉強したなというのが
本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
を読んだことだったんだけれど、
もう少し学びたい、そして実行に移したいと思い次に手に取ったのが本書
『ジェイソン流 お金の増やし方(厚切りジェイソン著)』
「Why Japanese People!?」
でお馴染みの芸人さんなのだが、カフェラァテはそれしか知らない。
ただ、いろんなところでジェイソンさんの投資家としての成功や本書について見聞きし、興味を持ってはいて、ついに本書を手に取り読んでみた。
非常に読みやすく、ジェイソンさんの人柄もかなり表れていて面白かったし、具体的で分かりやすかった。
何が具体的かっていうと、それはジェイソンさんの個人的な考え方。
「これが正解だよ!」ってことではないけれど、はっきりとスタンスをとってくれていることが超初心者としてはありがたいし、とても参考になる。
あくまでも最後は自分の考えと判断でしかないんだけど、
「ジェイソンさんになったつもりで投資始めちゃってもいいんじゃあないのぉ?」
ってくらい具体的だった。
とは言え、
ある部分は自分に合ったやり方にアレンジしなきゃあいけないってことは超初心者カフェラァテでも感じたので、それはよーく考えるとして。
非常にタメになったこの本について、
またまた自分自身の整理の為にここに記そう。
というわけで、
それじゃあ早速ゥー!
1.ジェイソン流の基本的考え方
「長期・分散・積立」
ジェイソン流の神髄はこれ。
これに尽きる。
著者自身が自分の事を
「保守的な投資家」
と言い切っている。そして、それは本書を通して一貫して表現されている。
そして、こうも言っている。
「投資をせず、銀行にお金を入れていたことで失った価値は大きい。」
「どんなにお金があっても、銀行に預けているだけでは絶対にお金は増えない。」
だから投資すべし。
それはそう。その通り。
だから投資に関心を持ち、遅ればせながらでも学ぼうとしているのだけれど。
ただ、今のこの日本でお金を増やそうと思って銀行に預けている人は皆無だとは思うんだよね。さすがにこの無知なカフェラァテでもそうは考えていない。
でも、銀行に預ける以外の手段がよく分からないし、何かそれが一番安心感があって、少しずつでもコツコツ貯めていくのが一番堅実で間違いのないやり方だと思っていたってだけなんだよね。
まあ、恐らくそれも一つの間違いではない考え方ではあると思うんだけど、
投資というこれまた間違いではない堂々たる道が実は結構近くに通っているということに多くの人達が気付き始め、そしてカフェラァテも、、、という感じなのだと思う。
とにかくジェイソンさんは投資を推奨している。
しかしそれは、あくまでも「長期・分散・積立」だということが肝心。
2.投資で暮らす
あくまでも「参考情報」。あくまでもさらっと整理。
「年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用差で生活費をまかなえる」
というトリニティ大学という大学の論文があるらしい。
これはたぶん
本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
で言うところの「4%ルール」の話だと思う。
『年収800万円以上では、年収が上がっていっても幸福度は大して変わらない』らしい。
ふーーーーん、、、そおなんだあーーー、、、
だから、2億円あれば、
2億円の4%である800万円を年間で切り崩しても資産は減っていかず、
800万円生活でのいわゆるFIRE(「経済的自立と早期リタイア」)が出来るという訳らしい。
ふーーーーん、、、そおなんだあーーー、、、
トリニティ大学のトリニティってトリッシュに似てるなあーーー
3.投資方法
ジェイソン流はあくまで堅実。堅実一択。シンプル。シンプルイズベスト。
今思い起こせばポルナレフのシルバーチャリオッツなんか、シンプルそのもの。
それくらいシンプル。つまり、ジェイソン流はシルバーチャリオッツ式って言い換えることが可能ってわけね。
著者のジェイソンさんは、「トータル・マーケット・インデックスファンド」に投資し続けており、個別銘柄には一切手を出していないそう。
シンプル。
シルバーチャリオッツに投資しているってわけね。
ジェイソンさんは米国株への投資を推奨していて、その方法は
①投資信託(非上場)
②ETF(上場)
③個別株
があるが、①か②で迷ったら「手数料」と「取引の手軽さ」で考えたら良いと言っている。
当然、ジェイソン流に③の選択肢は無いんだよね。
いやまあ別に③の選択肢が悪いという訳では全く決してなく、ジェイソン流ではないというだけだけどね。
ジェイソンさんはアメリカ経済の将来性を信頼しているという。
そして、インデックス・ファンドは「成長性のある株価指数に連動している」ことが大切であるとも言っている。
つまり、そこから導き出されるジェイソン流の最適解が
「インデックス・ファンドに投資する」ってことなんだよね。
ちなみに、ジェイソン流アメリカ推しの理由は主に下記の通り。
- カフェラァテ達が日常的に使っているものはアメリカの大企業の製品ばかりであること。
- アメリカの経営者は自社の株価を上げることを重視していること(アメリカのCEOの報酬は株価と連動していることが多いが、日本はそうではないらしい)。
- 過去120年間で何度か大暴落があったが、そのたびに復活して右肩上がりの成長を続けていること。
- アメリカの大企業はグローバル企業だから、アメリカ市場だけに影響されるわけではないこと(分散投資)。
- 常に成績のいい企業しか構成銘柄に残れない為、今一番業績の良い会社に投資が出来ていることになること。
著者は「米国ETF」を運用しているそう。
理由は「とにかく手数料が安いから」。
ジェイソン流の神髄は
「長期・分散・積立」
手数料の安さは、長期投資するほど利益の差となって表れる。
ジェイソン流の本家本元が手数料の安いETFを選択しないわけがない。
ETFは投資信託の一種で、「上場投資信託(Exchange Traded Fund)」という。
ETFではない「一般的な投資信託」は上場していないが、ETFは上場しており、取引所で売買することが出来る、、、らしい、、、。
そのことによって、売買方法や取引できる商品が、、、一般的な投資信託とは違ってきたり、、、、など、、、、とか、、、、色々違いはあるらしい、、、、
超初心者カフェラァテにはまだ正確には理解できていない。
ジェイソンさん曰く、
「初心者にとっては一般的な投資信託の方が簡単で良い」
とのこと。
カフェラァテはその言葉を信じる!
ジェイソンさんがそう言うのならそうなんだろう!
自分はETFやってるのに人には一般的な投資信託をおすすめするというのは、、、
とか、そんな不毛な疑念は一ミリもないね?
カフェラァテはジェイソンさんを信じるね?
、、、というか、その方が楽だよね?たぶんね?
ぶっちゃけね?それだけだよね?
とりあえずは楽な方がいいよね?
ねっ?
宇宙兄弟の茄子田理事長っておもしろいよね?
海外ETFだと
- 日本円と米ドルとの両替
- 分配金の再投資を自分で行う必要がある
- 税金(確定申告)
などの、めんどくさそうなハードルっぽいものがいくつかあるみたい。
ちなみにここは重要なのだが、
この辺りの話、「ETFとは何ぞや」とかについては、
カフェラァテの読解間違いや情報収集間違いや浅はかさがおおいにある可能性が大きい、というか絶対にある。
だから、本当に必要で正確な情報は自分自身で調べてほしい。
とにもかくにも、ジェイソンさんが言うなら「一般的な投資信託」をまずはやっていこう。
まずは始めることが大事ってことで!!
4.やはりここでも「ドルコスト平均法」
積立方法は「ドルコスト平均法」。
本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
でも出てきた。
定番中の定番、ジョジョで言うところの承太郎。
そして、どれくらい投資に注ぎ込むのかというと、
「3か月は仕事がなくても暮らせる現金を残して、それ以外は全て投資に回す」くらい。
、、、
3か月分で大丈夫なん、、、?
まあそこは人それぞれかな、、、
とにかく、元手が少ないよりは多い方が長期投資の観点では良いってことだね。
5.VTI
ジェイソンさんは、バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(通称VTI)」に投資しているらしい。
これは、
「全米株式市場の大型~小型株約4000銘柄を時価総額で加重平均した指数に連動」しているETFとのことで、アメリカの3800以上の企業に幅広く分散投資しているようなもので、アメリカ市場に上場している株式の99%以上をカバーしている為、アメリカ市場のほぼ全体に分散投資していることになる、、、という。
、、、なんか分かるような分からんような、、、
ただし、VTIはドルでしか買えない為円とドルの両替が必要であったり、自動購入や分配金の自動再投資が出来ないなど面倒なことも多いという。
そこでジェイソンさんは、VTIとほぼ同じ銘柄である「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称楽天VTI)」をおすすめしている。
でも、ジェイソンさんが投資しているVTIの信託報酬が0.03%であるのに対して、楽天VTIは0.162とかなり大きい。
長期の目線で見るとこの差はデカいとのこと。ただ、投資初心者にとってはそれでも取り組みやすくオススメであるとのこと。
ちなみに、ジェイソンさんは以前はS&P500に連動するインデックス・ファンドに投資していたらしいんだけど、VTIはさらに中小企業の銘柄もカバーしているという理由からVTIに変更したらしい。
中小企業は将来的に成長する可能性があるため魅力的なんだとか。
S&P500というのは、米国株式の約80%をカバーしている指数で、アメリカの超優良企業トップ500社に投資するようなものとのこと。
ジェイソンさんはS&P500からVTIに変更したとはいえ、それまで投資していたS&P500は解約せずにそのまま放置して、積み立て先をVTIに変えただけとのこと。
何故かと言えば、積み立てた資産を解約することでかなりの手数料や税金を取られるためだとか。
だからジェイソンさんは、投資先を変更する場合は売却する前に手数料や税金を考慮して利益を計算すべきと言っている。
6.資産を増やすコツ
資産を増やすコツは
「とにかく売らないこと」
に尽きる、と述べられている。
投資信託での利益には
の2つがある。
「①キャピタルゲイン」は、持っている資産を売ることで得られる売買差益。
「②インカムゲイン」は、投資の実績に基づき、投資家たちに還元される分配金。
分配金は全て再投資に回すことが鉄則という理念を著者は持っている。
投資信託では設定により分配金の自動再投資が可能らしいので、忘れずに設定することが大事。
ETFだと自動設定できずに自分で都度買い付けする必要があったりするらしい。
他に少し調べてみると、分配金の設定には
- 分配金あり
- 無分配(運用収益を分配せずにそのまま複利運用するみたいな感じ、、、?)
というものもあるみたいで、
利益の確定やら再投資やらNISAなんかの非課税枠やら、なんやかんやに絡んでくるみたいな雰囲気を醸し出されている気がするとも言えるものみたいだ。
この辺は実践しながら、、、調べながら、、、
7.証券口座の開き方
証券口座は手数料が安い「ネット証券」がおすすめで、米国株を取り扱っている楽天証券やSBI証券がおすすめとのこと。
- 取引手数料の安さ
- 源泉徴収ありの特定口座に対応しているか(為替差益にかかる税金などの確定申告が面倒で、対応していれば自動計算してくれるらしい)
- 自動積み立てに対応しているか
などが選択基準として大事になるとのこと。
この辺も実際にやりながら考えていかないといけないし、
今は良く分からないというのが本音。
本書では、楽天VTIの投資手順について実際のサイトの画面画像等を使いながら詳しく書かれている。楽天VTIを始めるのであればかなり参考になると思う。
8.個別株について
ジェイソンさんは、
「個別株はギャンブルに近く、おすすめしない」
と言っている。
そして、
- 日々のやり取りが面倒(企業の動向や株価のチェック)
- どんな優良企業でも100年持たない
- 個別株で投資したくなる企業はVTIに含まれている
などの理由から、個別株ではなくインデックス・ファンドをおすすめしている。
9.複利について
「長期・分散・積立」
というジェイソン流の神髄は、「複利」の偉大さ故のものであると言える。
複利の凄さを伝えるジェイソン名言が本書の最後に紹介されているので、
本記事もそれで締めたいと思う。
ちなみに本書もそんな感じで締めくくられている。
毎日0.1%よくなるか、悪くなるかとする。
1日だけであまりわかるような差ではない。
ただ、1年間続くと重なっていく。
44%スキルアップ、または30.6%スキルダウン。
今日は0.1%よくなるか?それとも0.1%悪くなる?
毎日少しずつ。
『投資』においても、『人生』においても。
てなわけで、
決着ゥゥーーーーッ!!