カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット

アウトプーットゥゥーーーッ!!

チーズはどこへ消えた?(スペンサー・ジョンソン 著)

人生を切り開く、一歩踏み出す、コンフォートゾーンを抜け出す、、、

 

そんな勇気を与えてくれる有名な一冊。

 

スニッフとスカリーとヘムとホーのシンプルな物語。

そして、それを伝え聞いた人々の学びや考え。

 

この本を読んで自分自身はどう感じたか。

そして、今の自分はどうで、今後どう行動したいのか。

それが何より大事だろう。

 

 

自分で作り上げている想像の恐怖の方が、現実よりずっと酷い。

 

 

というわけで、

それじゃあ早速ゥー!

 

1.登場人物


【2匹のネズミ】

スニッフとスカリー。

言い方は良くないが、単純なモノの見方。単純な頭脳。

、、、本の中でそのように表現されているからそのまま書いているだけ。

この「単純さ」が大事で、それを象徴するための「ネズミ」なのだろうか。

スニッフとスカリーにもそれぞれ特徴があり、違いがあったが、

そこまで大きな差ではなく、気にしないでおこうと思ったよね。

 

【二人の小人】

ヘムとホー。

複雑な頭脳と人間らしい感情。色々な考えがいっぱい詰まった頭。

つまり、人間の象徴。人間と小人の違いは分からないが、小人ってくらいだから人間なんだろうな。いや、チーズばかり食べる、チーズしか食べなくても生きていける人間なんていないから、人間ではないのだろうな。

 

ま、どっちでもいいや。

 

 

2.ネズミたちと小人たち


ネズミたちと小人たちは、とある大きな変化に直面することになる。

そして、その変化への対処の仕方にそれぞれで大きな違いがある。

ネズミらしい対処法と人間らしい対処法。

 

ネズミたちは物事を単純に捉えて上手く対処し、

小人たちは物事を複雑に捉えて上手く対処できない。

 

それらはどちらが良い、どちらが正しいとかではないのではあるが、

殊に「物事が変化している時は単純なやり方をした方が良い」と、著者の友人であるケネス・ブランチャード博士という人はこの物語を読んで結論付けている。

変化に対して、本書では、単純に、シンプルに、素早く対応することを推奨している。

 

また、カフェラァテ的にも自分の人生を振り返ったときにそうである方が圧倒的に多かったと思う。

 

変化に直面したとき、

自分が変化しなければならないと思ったとき、

勇気を出して踏み出さなければならないと思ったとき、

いかに自分が小人たちのようだったか、

ネズミたちのように振舞えていればと、何度思ったか。

 

人間は単純さと複雑さのどちらも併せ持っているが故に、どちらにも転ぶ。

自分次第でどちらにも転べるのであれば、どちらに転ぶ?

転びたい方に転べるか?

 

やはり人間は複雑だ。

 

 

3.チーズ・ステーションC


ネズミたちと小人たちが、やっとの思いで迷路の中のチーズ・ステーションCを見つけたところから物語は始まる。

 

 

そして。。。

 

 

安心しきって、将来安泰。

 

このチーズ・ステーションCを見つけるためにどんだけ苦労したと思ってるんだ、

俺達にはこれを未来永劫堪能し続ける権利があるんだ、

 

と思いながら過ごしていたそんなある日、、、

 

突然、チーズ・ステーションCからチーズが消えた。

 

チーズはどこへ消えた!!??

えらいこっちゃ!!

 

となるのである。

 

まあなんか分からんでもない事ではある。

自分自身においても、社会においても。

盛大な変化が突然訪れる。

そして決断が迫られる。

 

ネズミたちと小人たちに、その瞬間は突然訪れた。

 

 

4.それぞれの対応


ネズミたちは、実は毎日変化や状況を調べていた。嗅ぎまわっていた。

そりゃあもうネズミらしくね。

そして、チーズがだんだん少なくなっていることに気付いていた。

 

そりゃあ毎日食べているのだから少なくなるだろう、調べなくても分かるだろうとは思ったけど、そういうことではない。そいういう野暮な話ではない。

ここで言いたいのは、周囲の変化に敏感であること、敏感でいようとすることが大切だ、

ということなんだね。

 

だからネズミたちはチーズが無くなっても驚かず、状況の変化に対応すべく、何の躊躇いもなく新しいチーズを探しに出かけた。

ネズミは単純だからね。

 

一方、小人のヘムとホー。。。

彼らは毎日の変化に気が付かなかった。変化に気付こうとさえ思っておらず、このチーズ・ステーションCのチーズは当然のように未来永劫存在し続けるものと確信していた。

安心しきっていた。自分たちにはその権利があると思い込んでいた。

そしてだんだんと怠惰になっていっていた。

 

だから。

 

チーズが無くなって呆然とした。途方に暮れた。

これからどうすればいいか分からず、チーズ・ステーションCを調べ直し、本当にチーズが無くなってしまったのかを確かめ続けた。

不安と失望を抱え続け、事態を「検討」し続けた。

 

傍から見たらあほらしく感じる。

調べ直す、、、?確かめ続ける、、、?事態を検討し続ける、、、?

いやいや、そりゃあ無くなるでしょうよ、と。

毎日食べてるんだから、と。

未来永劫あり続けるものなんて無いんだから、と。

なんであり続けると思ったの?、と。

 

だけど。

自分に置き換えたらどうだろう。そういうことはないだろうか。

 

いや、ある!!

 

わかっているのに、無意味だとわかっているのに、

何をどうしたら良いか分からないから、違うことをするのは不安だから、

今のこの状況をもう一回整理して、

メリットとかデメリットとかを整理して、、、

原因は、、、他の人の意見は、、、シミュレーションしてみて、、、リスクは、、、何か認識を間違っているのかも、、、本当は、、、あーだったらこうで、、、こうだったらあーで、、、

まあ、このままでいいでしょ、このままの方がいいでしょ、

 

とりあえず。。。

 

他のところに新しいチーズを探しに行くことを恐れ続けた小人たちと、

新しいチーズを見つけることしか考えていなかったネズミたちとの差は広がり続けた。

 

 

5.ホーの変化


しかし。

ホーはだんだん気付いてきた。

 

ホーは変化に対応するべく、自分たちが変わらなければならず、変わる勇気を持たなければならないことに気付ける人物だった。

対してヘムは、いつまでも怖がり続け、変化を嫌い続ける人物だった。

 

同じように見えた二人の小人の間には、実は大きな違いがあったのだった。

 

ヘム

『新しいチーズを探しに行っても、無かったらどうする?どこかにあったとしても、それを見つけられなかったらどうする?』

 

ホー

『物事は変わる。それが人生。自分たちも変わらなければいけない。』

 

だぁがしかし、だがしかし。

 

やはりそんなホーも、チーズが無くなってしまった状態にすら、いつの間にか慣れていて、新しいチーズは見つけられないだろうと思い込み、探しに出掛けることに不安になっていた。

チーズのないチーステC(急に略すよね)でさえ居心地が良いと思っていた。

 

 

6.恐怖


恐怖が役に立つこともある。

「このままだと事態は悪化する」という恐怖は行動を促す。

ただし、恐怖が大きすぎると何も出来なくなる。

 

『もし恐怖が無かったら何をするだろう』

 

ホーはこのように考えて行動を起こした。

行動を起こしながらも何度も不安に駆られたホーの葛藤をここに記そう。

きっとカフェラァテ自身の葛藤でもあると思うから。

 

『後れを取っても、何もしないよりいい』

『今は望ましい状況ではないかもしれないが、チーズが無いままでいるよりずっといい。自分で何とかしようとしているのだから。』

『何が起きているのか、変化に備えていたら、チーズが無くなったことに驚くことはなかっただろう。』

『新しい方向に進めば、新しいチーズが見つかる。』

『この先には何がある?』

『何もない?』

『危険が待っている?』

 

ホーは

「恐怖のせいで悪い方に考える。恐怖がなければすることをする。」

との決意で先に進んだ。

 

まさに自分も陥るであろう葛藤。陥るというべきか、必ず通らなければならない道というべきか。

 

恐怖と希望と後悔の中で揺れ動く感情。

新しい行動・チャレンジ・先の見えない道を進むときの気持ち。

誰しもがこのような感情を抱えながら見えない道にチャレンジしていくのだろう。

自分だけじゃあないんだよね。

そして、その行動は間違いじゃあないんだよね。

 

 

先に進むにつれて、ホーはどんどん愉快な気持ちになっていった、らしい。

『恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる』

ことを悟ったのだった。

「失ったものではなく、手に入れるもののことを考え続けた」という。

 

とても大切な考え方だろう。

過去、失ったもの、後悔、、、ではなく、

未来、これから手に入れるもの、希望、、、

 

反省はするが、後悔はしない。

成長はするが、自己嫌悪には陥らない。

 

分かってはいるが、難しい。

難しいけれど、とても大切。

 

みんなそう。

 

みんなにとっても難しいこと。

ホーにとっても難しいこと。カフェラァテにとっても難しいこと。

 

みんなにとっても大切なこと。

ホーにとっても大切なこと。カフェラァテにとっても大切なこと。

 

成長し、人生を切り開く上で、避けては通れないこと。

 

 

7.ヘムはどうしてる?


ホーは新しいチーズステーションを見つけたが、誰かに先に食べ尽くされて空っぽだった。

 

『古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ早く新しいチーズが見つかる』

 

ホーはかなり前向き人間、、、前向き小人になったね。

後悔ではなく反省し、失ったものではなくこれから手に入れるもののことを考えるようになっている。

 

成長している!

 

そしてホーは、一度ヘムのところに戻った。

 

『新しいチーズは好きじゃあない。ような気がする。慣れていないしね。あのチーズがいいんだよね。』

 

誰のセリフか。ホーのセリフ?

 

まさか。

 

当然、ヘムの言葉。

 

ちょっと重症。

さすがに重症だよね。でも、自分もこんな風になっていることがあるのかもしれない。

いや、あるだろうね、きっと。自分では気付いてはいないだけで。

客観視、反面教師とはまさにこのこと。

本当に気を付けなければならないよね。

 

そんなヘムを置いて、ホーは再び出発した。素敵な気付きと共に。

 

『チーズを手に入れることが自分を幸せにしてくれるわけじゃあない。今やっていること(「チーズを探しに出かけていること・未来を切り開く行動をしていること」とカフェラァテは解釈した)が楽しくて、好きなんだ』

『実際は想像するほど悪くはない。自分で作り上げている想像の恐怖の方が、現実よりずっと酷い。』

 

 

8.チーズ・ステーションN


そしてついに。

 

ホーは「チーズ・ステーションN」を見つけた。

そこには新しいチーズがあり、あのネズミたち、スニッフとスカリーもいた。

でっぷりとしたお腹で。

 

ホーは思った。

変化を恐れていた時、古いチーズの「幻想」にしがみついていた。

自分が変わるには、「自らの愚かさ」をあざ笑うことが必要だ。

 

自分の愚かさに気付けるか。そこが重要だろう。

 

ホーがスニッフとスカリーから学んだこと。

  • 人生は常に単純だということ。スニッフとスカリーは事態をどこまでも分析したり、物事を複雑にしたりはしなかった。
  • 状況が変わってチーズが消えたら、自分たちも変わってチーズを探しに出かければいい。

 

人間は、いつの間にか無意識に物事を複雑にしてしまう。仕事も、私生活も、家族や趣味や遊びでさえも。

状況が変わったら、自分も変わる。変わらなければならない。

 

変わればいい。

 

シンプルなこと。

 

そしてホーは考えた。

『人は変化に対応することが出来る』

『恐ろしいことばかり考えて、我を失ってはいけない』

物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、素早く動くこと。

それが大事。

 

『最大の障壁は自分自身の中にある』

 

まさに

 

『俺の敵は、だいたい俺です』

 

っていう南波六太の名言中の名言を思い出したよね。

 

そういえばなんかホーは六太スニッフとスカリーが日々人にすら思えてきたよね。

 

そして、宇宙兄弟にヘムはいないんだ!!

 

 

まだ途中までしか読んでないから実際のところは知らんけど。

 

まあ、別にヘムが悪いってわけではない。

今更だけど、正解があるわけではないから。

人それぞれだから。押し付けるものでもないから。

 

ただ、ヘムであるよりホーでありたいと思う人々、思う場面が多いのは事実ではないだろうかと思うわけだよね。

 

『新しいチーズがどこにあるか』

を常に考えること。

『その時点ではそう思えなくても』

 

常に変化の必要性を意識し、変化しようとし続けることが大切だということだね。

仕事でもプライベートでも何でも。

変化を嗅ぎつける、変化に対応する、変化を起こす、変化する、そんな習慣を身につけることが必要だということだね。

 

 

9.フォロー


物語の最後に、恐怖への考え方についてのフォローが書かれている。

 

「恐怖をおろそかにしてはいけない場合もある」

「恐怖が、本当に危険なことから遠ざけてくれることがある」

 

ただし、

それが本当の危険なのか、それともただ単に自分が変化を恐れているだけなのか、

見極めなければならないという困難なミッションでもある。

 

最後の最後にどっちやねんって話でもあるが、

その恐怖は一体何なのか、その恐怖の本質は一体何なのか、

きっと自分自身が一番わかっているはず。

 

また、

『変化を楽しもう』という言葉が出てくる。

 

ホーはしょっちゅうそこらじゅうの壁にいろんな名言を書きつける癖があるのだが、

その名言の中の一言。新しいチーズを探す旅の最後に気付いた、大事な考え方。

 

ただカフェラァテが思うのは、

楽しもうと思って楽しめるものではない、ということ。

やってみて、結果楽しかったりはするんだろうけど、

やる前は「楽しかったらいいな」くらいにしか思えない。

 

むしろ、「新しいことをやる・始める」ことに恐怖や不安を感じるものだろう。

それでも「無意味に恐れているだけなんだ」と気付いて、

まずはやることが大事。楽しさってものは、きっとその後についてくるもの。

そしてその経験を通して、「新しいことをやる・始める」ことに慣れてきて、怖くなんかなくて楽しいんだと知って、何回も始められるようになる。

そしてどんどん成長していく、ってことになるんだろう。

 

意志力と行動力。

 

この物語は、人間の永遠の課題とも言えるこれらの壁をぶち破るためのヒントを与えてくれる、シンプルな物語なのだろう。

 

 

10.ディスカッション


本の最後に、この物語を聞いた人たちのディスカッションの様子が描かれている。

 

高校時代のかつてのクラスメートの集まり。

この中のとある一人の人物が、その他のクラスメートたちにこの物語を話して聞かせる、というのが本書のそもそもの設定。

そして、それを聞いた後にみんなでディスカッションしている内容が最後に描かれる。

 

いかにもアメリカドラマっぽい、面白いかどうかは別にしてユーモアな雰囲気に溢れ、なんとなくキラキラして、そしてくどい掛け合い。

 

その中から印象に残った言葉や考え方を抜粋しようと思う。

 

【ネイサンの言葉】

『変化に反応し、適応しようとするより、もっと良い事がある。それは、出来るうちに自ら変化を起こすこと。自分で自分のチーズをなくしてしまうべき。』

 

確かに!と思ったね。

あらゆる意味で環境を変えるということが、自分が成長する一番の方法って言うからね。

そうやって変化への適応力を日頃から高めていくべきだし、そうすればいつか強制的な変化が訪れても、いつもの事のように対応できるだろうね。

でも、なかなか難しい。超ストイックじゃなきゃあ、なかなか出来ない。

それでも小さなことからそんな変化を自分自身に対して自分で起こしていくべきだろうし、それが人生を充実させる秘訣なのかもしれない。

 

 

ベッキーの言葉】

『変化は本当に人を新しいより良いところに導いてくれるのね。その時点ではそうは思えなくても。』

この後に続くのは、ベッキーの息子が親の仕事の都合で強制的に転校しなければならなくなった時のエピソード。初めは転校に後ろ向きだった息子が、前向きに変化する話。

 

これも思い返せば、いろんな場面で自分自身でも経験してきた。

自分から起こした変化、否応なしに起こさせられ巻き込まれた変化。

 

初めはネガティブに受け止めていたとしても、

意外と何ともないって思ったり、意外と前よりええやんって思えたり、あれがあったから今があるって思えたり、成長できたって思えたり。

 

まぁプラスの面ばかりではないけれど、やる前に自分が思っている事なんてほとんどあてにならない。

変化に対応することでしか人は変われない。成長もない。

誰しもが身をもって知っているだろうことを再認識させられた。

 

 

【マイケルの言葉】

マイケルこそ、高校のクラスメートにこの物語を話して聞かせた張本人。

マイケルは自分の会社の人達にこの話を聞かせた後に、元クラスメートにもこの話をした。

いわば、

チーズはどこへ消えた?」の伝道師、

とも言うべきか。

 

こうしてこの物語はさらに伝え広げられていくのだろう。。。

 

『(会社の人達は)みんな変わったよ。ヘムのようだと思われたくなかったんだ。取り残されたくないと思ったんだ。』

 

理由はそこか!?

まあそれだけではないと思うけど、本書にはそれ以上の事も書いていなかったような、、、

 

カフェラァテ自身もヘムではなくホーのようでありたいとは思うのだが、別にヘムのような人がいてもいい。それは人それぞれだし、個性だし。

どう思われたいとか思われたくないとか、そんなことはどうでもいいんじゃあないだろうか。そんな同調圧力を生み出すような物語として、この物語を捉えるべきではないと思うんだよね。

 

大切なのは、自分がどうしたい・どう在りたい、という自分で自分自身を見る視点じゃあないだろうか。

本当にとても難しく、そんな視点の中にも結局「自分が人からどう見られるか」っていう要素がどうしても入ってきてしまうんだけど、出来るだけそれを度外視して自分を見つめることが本当にとても大切だと思うし、

それを手助けしてくれる物語としてこの物語を受け止めたいと、カフェラァテは思う。

 

 

ジェシカの言葉】

自分の腕時計に目をやって、

『そろそろこのチーズステーションを出て、新しいチーズを見つけた方がいいみたい。』

みんな笑い声をあげ、さよならを言って帰っていく。。。

 

ナイスアメリカンジョーク!

使わせていただきます!!

 

、、、、って、絶対通じないわな、、、

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!

映画・ドラマ【打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?】(※ネタバレあり)

以前から気になっていた作品。

 

DAOKOと米津玄師の曲も有名で、いい曲だしね。

 

夏だしね。

 

観るよね。

 

2017年に公開されたアニメ映画は知っていたけれど、

1993年のテレビドラマが基になっているということは知らなかった。

なんで知ったのかというと、

アニメ映画版を観終わって、結局何だったんだと意味が分からなさ過ぎて、ついネットで検索してしまったから。

本当はネットで検索をする前に自分で感想をまとめたいのが本音だけど、

「・・・」って感じ過ぎて調べてしまった。

そして、ドラマ版の存在を知り、評価も高そうだったのでそっちも観てみた。

 

で、感想を書く。

 

正直言って大した感想ではないけれど、書こうと思ったから書く!

 

それじゃあ早速ゥー!

 

1.アニメ映画版


なずなは確かに可愛い。広瀬すずの声も可愛くて良かった。
菅田将暉の声は素人感が強くて、人によってはそこがいいのかもしれないけれど、個人的には良いとは思わなかった。
 
物語に深さはなくて、
 
ただ単に「もしもの世界」に行ける玉を使って「もしもの世界」に行って、「もしもの世界」を体験したというだけの話だった、、、
 
という感想。
 
何か意味や奥深さとかがあるのかとずぅっーーと考えながら観ていたけれど何も分からなくて、結局ネットで人の解説を読んでしまったし、解説を見ないと
『単に「もしもの世界」に行っただけ』
なのだと結論付けることは出来なかった。
 
だって、基になったドラマが「ifもしも」っていうオムニバスドラマだったんだから、
そりゃあ「もしも」だろうね。「もしも」の話だろうね。
だけど、それを知らなかったら一体何が起きてるんだと思うよね。
「もしも」の話とすら思わなかった。
 
とは言え本当はもっと何か深さやメッセージがあるのかもしれないけれど、
今のカフェラァテには分からなかった。
 
結局は、「もしも」のお陰で「両想いということが分かって良かったね」という感じで、
最後の海での別れのシーンも、別に死ぬ訳じゃあないし、両想いということが分かった今、現実世界でいつでも会えるのになんであんなに今生の別れみたいになるのか、とか思ってしまったね。
とはいえまだ子供だから、好きにいつでも会えるということは難しいか。
転校した友達とはそう簡単には会えないし、結局一度も会うことが無いように。
 
別れは寂しいし、悲しいし。
 
自分の子供時代を思い返すと「確かにそんな風に思うかもしれない」と納得はした。
同時に「大人になってしまったんだな、、、」とも思ったよね。。。
意外な角度から自分の成長(老い)を見つめ直したって感じだったね。。。
 
しかしノリミチはだね、
なずなと両想いということが分かり、二人の世界を楽しみ始めて以降、
一気に完全に、非常にわかりやすく、いわゆる『なんちゃらコミット』ってやつをし始めたなあと。
別に悪い事ではないんだけれど、そりゃそうなるよなって感じだけど、
絵に描いたようではあったね。
好きだったらそうなるよね、ということ。
 
ただ、それだけのこと。

 

 

2.ドラマ版


正直、こちらもメッセージとか深さとかは感じられず、、、
 
 
アニメ映画ではここから結構脚色されてストーリーも変わっていて、内容的にも良くなっていたんだなと思った。
 
 
なずな(奥菜恵)とノリミチ他が同級生にはとても見えない。
というか、なずなが小学生に見えない。
『16歳に見えるかな?』
って言っていたけれど、余裕で見えるし、ていうか逆に小学生には見えないよ。
(一部の男子児童も明らかに中学生っぽいが、、、)
設定と実年齢は違うんだろうけど、まあまあ無理がある。
 
あのなずなはそりゃあ可愛い。
そりゃあモテる。
オーラが違う。
 
そして、やっぱりアニメ映画と同じく、
単純に
『「もしもの世界」に行った』
という話だった。
 
両想いということが分かっただけ。
ノリミチは、アニメ程はっきりとはなずなを好きだという振る舞いをしてはいなかったけれど、あれは好きなんだろう。
 
 
 
アニメみたいになんちゃらコミットはしなかったけれど。
 
 
 
そして、プールで最後どうなった?
 
元の世界に戻ったの?もしもの世界のままなの?
 
なずなはどこに行った?
 
駆け落ちしようとか、帰ろうとか。
 
わがままやな。
 
好きだったら許してしまうか。
 
魔性やな。
 
、、、で、帰ったの?
 
 
 
なずなは「二学期にまた会えるね」って言っていたけれど、二学期じゃなくても会えるだろうと。
なんなら、転校したって会えるだろうと。
その辺はアニメ版のところで書いた感想と同じだけれど。
 
とにかく『両想い』が分かって良かったね。
 
青春だね。
 
 
、、、そんな風に、、、思ったよね。
 
 
雰囲気はいいけれど、
内容的には深みとかメッセージ性とか、そんなにはない作品、
だという感想だった。

 

まあ、深みやメッセージ性があればいいって訳じゃあないしね!!

それぞれの魅力や楽しさがあるのがエンタメってえもんだ!!

 

 


基となったドラマのコンセプトが「ifもしも」ということらしいので、

そりゃあメッセージ性とかではなく、

『もしもああだったら』

『もしもこうだったら』

ということが趣旨になるのは当然。

 

というかメッセージ性は実はあるのかもしれない。

 

自分の選択とか、

偶然とか必然とかのその時々の分岐によって運命が定まっていくとか、

だけどその分岐を自分で生み出して自分で切り開いても行けるんだとか、

結局何事も自分次第だとか、

 

そんなメッセージがあるのかもしれない、とも思った。

 

観てる時にはそうは思わなかったけれど、

このブログを書いているたった今、そう思い始めた。

やっぱり振り返ること、考えや感想を文字に起こすことはめちゃくちゃ大事だね。

 

作品のメッセージもさることながら、そんなことに改めて気づかされた。

そんな学びを得たところで、、、

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!

ジェイソン流 お金の増やし方(厚切りジェイソン 著)

お金のこと、投資のことについて初めて意識的に勉強したなというのが

本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット

を読んだことだったんだけれど、

 

もう少し学びたい、そして実行に移したいと思い次に手に取ったのが本書

『ジェイソン流 お金の増やし方(厚切りジェイソン著)』

 

「Why Japanese People!?」

でお馴染みの芸人さんなのだが、カフェラァテはそれしか知らない。

 

ただ、いろんなところでジェイソンさんの投資家としての成功や本書について見聞きし、興味を持ってはいて、ついに本書を手に取り読んでみた。

非常に読みやすく、ジェイソンさんの人柄もかなり表れていて面白かったし、具体的で分かりやすかった。

何が具体的かっていうと、それはジェイソンさんの個人的な考え方。

「これが正解だよ!」ってことではないけれど、はっきりとスタンスをとってくれていることが超初心者としてはありがたいし、とても参考になる。

 

あくまでも最後は自分の考えと判断でしかないんだけど、

「ジェイソンさんになったつもりで投資始めちゃってもいいんじゃあないのぉ?」

ってくらい具体的だった。

 

とは言え、

ある部分は自分に合ったやり方にアレンジしなきゃあいけないってことは超初心者カフェラァテでも感じたので、それはよーく考えるとして。

 

非常にタメになったこの本について、

またまた自分自身の整理の為にここに記そう。

 

 

というわけで、

それじゃあ早速ゥー!

 

1.ジェイソン流の基本的考え方


「長期・分散・積立」

 

ジェイソン流の神髄はこれ。

これに尽きる。

 

著者自身が自分の事を

「保守的な投資家」

と言い切っている。そして、それは本書を通して一貫して表現されている。

 

そして、こうも言っている。

「投資をせず、銀行にお金を入れていたことで失った価値は大きい。」

「どんなにお金があっても、銀行に預けているだけでは絶対にお金は増えない。」

 

だから投資すべし。

 

 

それはそう。その通り。

だから投資に関心を持ち、遅ればせながらでも学ぼうとしているのだけれど。

 

ただ、今のこの日本でお金を増やそうと思って銀行に預けている人は皆無だとは思うんだよね。さすがにこの無知なカフェラァテでもそうは考えていない。

でも、銀行に預ける以外の手段がよく分からないし、何かそれが一番安心感があって、少しずつでもコツコツ貯めていくのが一番堅実で間違いのないやり方だと思っていたってだけなんだよね。

 

まあ、恐らくそれも一つの間違いではない考え方ではあると思うんだけど、

投資というこれまた間違いではない堂々たる道が実は結構近くに通っているということに多くの人達が気付き始め、そしてカフェラァテも、、、という感じなのだと思う。

 

とにかくジェイソンさんは投資を推奨している。

しかしそれは、あくまでも「長期・分散・積立」だということが肝心。

 

 

2.投資で暮らす


あくまでも「参考情報」。あくまでもさらっと整理。

 

「年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用差で生活費をまかなえる」

というトリニティ大学という大学の論文があるらしい。

 

これはたぶん

本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット

で言うところの「4%ルール」の話だと思う。

 

『年収800万円以上では、年収が上がっていっても幸福度は大して変わらない』らしい。

 

ふーーーーん、、、そおなんだあーーー、、、

 

だから、2億円あれば、

2億円の4%である800万円を年間で切り崩しても資産は減っていかず、

800万円生活でのいわゆるFIRE(「経済的自立と早期リタイア」)が出来るという訳らしい。

 

ふーーーーん、、、そおなんだあーーー、、、

 

トリニティ大学のトリニティってトリッシュに似てるなあーーー

 

 

3.投資方法


ジェイソン流はあくまで堅実。堅実一択。シンプル。シンプルイズベスト。

 

今思い起こせばポルナレフシルバーチャリオッツなんか、シンプルそのもの。

それくらいシンプル。つまり、ジェイソン流はシルバーチャリオッツ式って言い換えることが可能ってわけね。

 

著者のジェイソンさんは、「トータル・マーケット・インデックスファンド」に投資し続けており、個別銘柄には一切手を出していないそう。

 

シンプル。

シルバーチャリオッツに投資しているってわけね。

 

ジェイソンさんは米国株への投資を推奨していて、その方法は

投資信託(非上場)

ETF(上場)

③個別株

があるが、①か②で迷ったら「手数料」と「取引の手軽さ」で考えたら良いと言っている。

 

当然、ジェイソン流に③の選択肢は無いんだよね。

いやまあ別に③の選択肢が悪いという訳では全く決してなく、ジェイソン流ではないというだけだけどね。

 

ジェイソンさんはアメリカ経済の将来性を信頼しているという。

そして、インデックス・ファンドは「成長性のある株価指数に連動している」ことが大切であるとも言っている。

つまり、そこから導き出されるジェイソン流の最適解が

「インデックス・ファンドに投資する」ってことなんだよね。

 

ちなみに、ジェイソン流アメリカ推しの理由は主に下記の通り。

  • カフェラァテ達が日常的に使っているものはアメリカの大企業の製品ばかりであること。
  • アメリカの経営者は自社の株価を上げることを重視していること(アメリカのCEOの報酬は株価と連動していることが多いが、日本はそうではないらしい)。
  • 過去120年間で何度か大暴落があったが、そのたびに復活して右肩上がりの成長を続けていること。
  • アメリカの大企業はグローバル企業だから、アメリカ市場だけに影響されるわけではないこと(分散投資)。
  • 常に成績のいい企業しか構成銘柄に残れない為、今一番業績の良い会社に投資が出来ていることになること。

 

著者は「米国ETF」を運用しているそう。

理由は「とにかく手数料が安いから」。

 

ジェイソン流の神髄は

「長期・分散・積立」

 

手数料の安さは、長期投資するほど利益の差となって表れる。

ジェイソン流の本家本元が手数料の安いETFを選択しないわけがない。

 

ETF投資信託の一種で、「上場投資信託(Exchange Traded Fund)」という。

ETFではない「一般的な投資信託」は上場していないが、ETFは上場しており、取引所で売買することが出来る、、、らしい、、、。

 

そのことによって、売買方法や取引できる商品が、、、一般的な投資信託とは違ってきたり、、、、など、、、、とか、、、、色々違いはあるらしい、、、、

 

超初心者カフェラァテにはまだ正確には理解できていない。

 

 

ジェイソンさん曰く、

「初心者にとっては一般的な投資信託の方が簡単で良い」

とのこと。

 

カフェラァテはその言葉を信じる!

ジェイソンさんがそう言うのならそうなんだろう!

自分はETFやってるのに人には一般的な投資信託をおすすめするというのは、、、

 

とか、そんな不毛な疑念は一ミリもないね?

カフェラァテはジェイソンさんを信じるね?

 

、、、というか、その方が楽だよね?たぶんね?

ぶっちゃけね?それだけだよね?

とりあえずは楽な方がいいよね?

ねっ?

 

宇宙兄弟茄子田理事長っておもしろいよね?

 

 

海外ETFだと

  • 日本円と米ドルとの両替
  • 分配金の再投資を自分で行う必要がある
  • 税金(確定申告)

などの、めんどくさそうなハードルっぽいものがいくつかあるみたい。

 

ちなみにここは重要なのだが、

この辺りの話、「ETFとは何ぞや」とかについては、

カフェラァテの読解間違いや情報収集間違いや浅はかさがおおいにある可能性が大きい、というか絶対にある。

だから、本当に必要で正確な情報は自分自身で調べてほしい。

 

とにもかくにも、ジェイソンさんが言うなら「一般的な投資信託」をまずはやっていこう。

 

まずは始めることが大事ってことで!!

 

 

4.やはりここでも「ドルコスト平均法


積立方法は「ドルコスト平均法」。

 

本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット

でも出てきた。

定番中の定番、ジョジョで言うところの承太郎

 

 

そして、どれくらい投資に注ぎ込むのかというと、

「3か月は仕事がなくても暮らせる現金を残して、それ以外は全て投資に回す」くらい。

 

、、、

3か月分で大丈夫なん、、、?

まあそこは人それぞれかな、、、

 

とにかく、元手が少ないよりは多い方が長期投資の観点では良いってことだね。

 

 

5.VTI


ジェイソンさんは、バンガード社の「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(通称VTI)」に投資しているらしい。

これは、

「全米株式市場の大型~小型株約4000銘柄を時価総額で加重平均した指数に連動」しているETFとのことで、アメリカの3800以上の企業に幅広く分散投資しているようなもので、アメリカ市場に上場している株式の99%以上をカバーしている為、アメリカ市場のほぼ全体に分散投資していることになる、、、という。

 

、、、なんか分かるような分からんような、、、

 

ただし、VTIはドルでしか買えない為円とドルの両替が必要であったり、自動購入や分配金の自動再投資が出来ないなど面倒なことも多いという。

 

そこでジェイソンさんは、VTIとほぼ同じ銘柄である「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称楽天VTI)」をおすすめしている。

 

でも、ジェイソンさんが投資しているVTIの信託報酬が0.03%であるのに対して、楽天VTIは0.162とかなり大きい。

長期の目線で見るとこの差はデカいとのこと。ただ、投資初心者にとってはそれでも取り組みやすくオススメであるとのこと。

 

ちなみに、ジェイソンさんは以前はS&P500に連動するインデックス・ファンドに投資していたらしいんだけど、VTIはさらに中小企業の銘柄もカバーしているという理由からVTIに変更したらしい。

中小企業は将来的に成長する可能性があるため魅力的なんだとか。

 

S&P500というのは、米国株式の約80%をカバーしている指数で、アメリカの超優良企業トップ500社に投資するようなものとのこと。

 

ジェイソンさんはS&P500からVTIに変更したとはいえ、それまで投資していたS&P500は解約せずにそのまま放置して、積み立て先をVTIに変えただけとのこと。

何故かと言えば、積み立てた資産を解約することでかなりの手数料や税金を取られるためだとか。

だからジェイソンさんは、投資先を変更する場合は売却する前に手数料や税金を考慮して利益を計算すべきと言っている。

 

 

6.資産を増やすコツ


資産を増やすコツは

「とにかく売らないこと」

に尽きる、と述べられている。

 

投資信託での利益には

キャピタルゲイン

インカムゲイン

の2つがある。

「①キャピタルゲイン」は、持っている資産を売ることで得られる売買差益。

「②インカムゲイン」は、投資の実績に基づき、投資家たちに還元される分配金。

 

分配金は全て再投資に回すことが鉄則という理念を著者は持っている。

投資信託では設定により分配金の自動再投資が可能らしいので、忘れずに設定することが大事。

ETFだと自動設定できずに自分で都度買い付けする必要があったりするらしい。

 

他に少し調べてみると、分配金の設定には

  • 分配金あり
  • 無分配(運用収益を分配せずにそのまま複利運用するみたいな感じ、、、?)

というものもあるみたいで、

利益の確定やら再投資やらNISAなんかの非課税枠やら、なんやかんやに絡んでくるみたいな雰囲気を醸し出されている気がするとも言えるものみたいだ。

 

この辺は実践しながら、、、調べながら、、、

 

 

7.証券口座の開き方


証券口座は手数料が安い「ネット証券」がおすすめで、米国株を取り扱っている楽天証券SBI証券がおすすめとのこと。

 

  • 取引手数料の安さ
  • 源泉徴収ありの特定口座に対応しているか(為替差益にかかる税金などの確定申告が面倒で、対応していれば自動計算してくれるらしい)
  • 自動積み立てに対応しているか

 

などが選択基準として大事になるとのこと。

この辺も実際にやりながら考えていかないといけないし、

今は良く分からないというのが本音。

 

本書では、楽天VTIの投資手順について実際のサイトの画面画像等を使いながら詳しく書かれている。楽天VTIを始めるのであればかなり参考になると思う。

 

 

8.個別株について


ジェイソンさんは、

「個別株はギャンブルに近く、おすすめしない」

と言っている。

 

そして、

  • 日々のやり取りが面倒(企業の動向や株価のチェック)
  • どんな優良企業でも100年持たない
  • 個別株で投資したくなる企業はVTIに含まれている

などの理由から、個別株ではなくインデックス・ファンドをおすすめしている。

 

 

9.複利について


「長期・分散・積立」

というジェイソン流の神髄は、複利の偉大さ故のものであると言える。

 

複利の凄さを伝えるジェイソン名言が本書の最後に紹介されているので、

本記事もそれで締めたいと思う。

ちなみに本書もそんな感じで締めくくられている。

 

毎日0.1%よくなるか、悪くなるかとする。

1日だけであまりわかるような差ではない。

ただ、1年間続くと重なっていく。

44%スキルアップ、または30.6%スキルダウン。

今日は0.1%よくなるか?それとも0.1%悪くなる?

毎日少しずつ。

 

『投資』においても、『人生』においても。

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!

本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著)

お金の事に無頓着、、、とまでは言わないものの、

出来るだけ貯金しておこう、、それ以外何するの、、何したらいいの、、何すべきなの、、???

ってずぅーーっと思っていたカフェラァテだが、

 

最近やたらと「資産形成」「投資」という言葉を目や耳にし、関心を持ち始め、

何か動き出さねばと思い始め、

まず手に取ったのがこの本。

 

仕事は一生懸命している。

だけど、それだけ。

それだけでいいとは思っていなかったけれど、それだけしかやれないしって、

割り切って、開き直っていたのも事実。

お金に関する色んなことを知らなさすぎることは自覚していたけれど、まあしょうがないし、たちまち何か問題があって支障が出ている訳でもないし、って思って避けてきた話。

 

でもそれじゃあ良くないってのも心の片隅で気付いていて、

何か始めなくては、とりあえず知っていかなくては、

ってのはずぅーーっと思っていて。

それで今回重ーーい手を伸ばして手に取ったのがこの本。

 

イラスト付きで、分かりやすそうな語り口調で、分かりやすく書かれていそうで評判だったから。

イラストは、、、意外と分かりやすくはなかったなというのが率直な感想で、

イラスト多めだけど文章だけでも別に良かったなとか思ったけれども、

無知なカフェラァテでもすっと入っていけて、基本的な知識を知れたと思う。

 

今後、投資で資産形成していきたいという視点に基づき、自分自身の整理の為にここに記そうと思う。

 

 

というわけで、

それじゃあ早速ゥー!

 

1.人生は、時間そのもの


まずは本書にある格言。

 

「人生は、時間そのもの」

「今日が、人生で一番若い日」

 

投資に限らず。何事もそう。

 

始めるなら、今!

 

 

2.まずは貯める


今回の読書のメインの視点は「投資」。

どういう考え方で、どうやっていくべきなのか。

それに伴い、無知な自分が何を知って何を考えていくべきなのか。

 

ちなみに、本書で書かれていたお金に関する基本的で非常に大切な大まかな流れは

「①貯める」→「②稼ぐ」→「③増やす」→「④守る」→「⑤使う」

とうもの。

 

その中で、まずは「①貯める」ことが非常に大切だということ。

 

資金が無けりゃあ投資なんかできないし、投資したとしても生活出来なくなったり不測の事態に対応出来なくなったら元も子もないからね。

 

そこで、本書では貯める方法や考え方を色々と書かれていた。

その中で、今の自分にとって大事なことを一つ挙げておくと、

 

「保険を正しく見直す」

 

今、カフェラァテ自身はいくつかの保険に加入して、毎月お金が出て行っている状態だが、例えば本書ではこう書かれていた。

 

  • 今、30歳の男性が40歳になるまでにがんになる確率:0.6%
  • がんになった場合の治療費は、6割の人が50~100万円

 

低確率で、大損失ではない。貯金の範囲内でカバーできる。

つまり、がん保険は不要。

 

本書曰く、

「保険は『低確率』だが『損失が大きい』ものに対して入るべき。感情で判断してはいけない」

「日本では、健康保険制度の中の「高額療養制度」で、1か月の医療費の自己負担上限額が決まっている」

 

確かに、今はそれが当たり前だと思って保険料を支払い続けているが、見直すべきかもしれない。もしそれが無かったら、月々、そして年間、いくら支出が下がるのだろうか。

かなり大きいし、それが貯金となったり投資に回せるとしたら。

 

やはり、かなり大きい。

 

 

3.増やす


先述の「お金に関する基本的で非常に大切な大まかな流れ」の中で

「②稼ぐ」

という過程があったのだが、本記事では割愛する。

「稼ぐ」ことが大切なのは重々承知しているし、本書でもいろんな稼ぎ方が紹介されているし、やれることから実行していくべきなのだろう。

 

ただし、今のカフェラァテはここを割愛する。

まずは「投資」ってものを知っていきたいから。やってみたいから。

 

てな訳で、早速「③増やす」話に入っていく。

 

本書では、「増やす」ことの手段としての「投資」について書かれている。

まず、投資を始める前に「生活防衛資金」を確保しておく必要があるという。

生活防衛資金」とは、急なトラブルに対応出来て、無駄な保険に入らなくてよくなって、精神安定にもつながる大切なお金のこと。

 

会社員だと生活費の6ヶ月分、自営業だと生活費の1年分

 

が基準となるそう。

会社員の方が社会保障が手厚いからこういう基準になるとのこと。

 

次に、投資を行うにあたり知っておくべき数字として「利回り」がある。

例えば、世界中の全ての株に投資した場合、平均の利回りは年5~7%とのこと。

100万円投資したら、1年で105~107万円になるという話。

(ちなみに投資の神様と言われているウォーレン・バフェットは年利22%と言われているらしい)

 

 

4.投資信託


初心者におすすめなのが「投資信託(ファンド)」。

投資信託とは、たくさんの投資家から集めたお金を運用の専門家が代わりに投資・運用する商品のこと。

 

なかでも初心者におすすめなのが「インデックスファンド」だという。

投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があり、

 

<インデックスファンド>

日経平均TOPIX・S&P500・ダウ平均などの「指数」と同じ値動き(連動)を目指す投資方法。

<アクティブファンド>

上記の「指数」に勝とうとする投資方法。

 

インデックスファンドより良い成績を収められるアクティブファンドは10~30%だという。

本書では圧倒的にインデックスファンドを推奨するという内容が書かれている。

その理由としては、

  • 小額から幅広い分散投資が可能(リスク低減)
  • 圧倒的に低コスト(運用手数料が安い)
  • 大半のアクティブファンドに勝てる

というものが挙げられている。

カフェラァテも、まずはインデックスファンドから始めてみようと思ったよね。

この本を読んだら、もちろんそういう結論に達するよね。

 

確実!

コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!

 

 

そして大事なのが「アセット・アロケーション(資産配分)」。

アセット・アロケーションとは、

「株」「債権」「不動産」などの資産をそれぞれどのくらいの割合で保有するのかということ。

インデックス投資の成績を決める一番重要な要素とも言えるそう。

1年間での値動きイメージとしては、

  • 株式インデックス:-40%~+60%
  • 債権インデックス:-20%~+30%

で、95%の確率でこの幅に収束するらしい。

株式に投資し過ぎると資産が半減することもあるということ。

インデックスファンドは初心者におすすめで、始めやすく、資産形成で期待できるものだとは言え、そこはやはり投資は投資。当然リスクはあるということ。

株式やら債権やらの特性を考慮し、リスクとベネフィットの両面を熟慮し、覚悟してやらねばならないね。

 

「覚悟」とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!

 

何事もそうだよね。

 

 

5.ドルコスト平均法


「出来るだけ安く買いたい」とは誰しもが考えること。

だが、相場を読み切るのはプロでも不可能。ましてや素人が、、、

 

「最高のタイミングでの売買」<「最悪の状態を回避する」

 

のが鉄則。

それは買い方でコントロールが可能で、それが出来るのが

ドルコスト平均法」。

 

名前は難しそうだがやることは簡単で、そして非常に重要。

 

例えば100万円の元手を持っていたとして、一度に100万円分買うのではなく、

「毎月5万円ずつ」など時期を分散させて買う方法のこと。

 

それにより、高い時期に買うこともあるが安いタイミングで買うこともある。

長い目で見て平均すると「安くもないけど高くもない」状態で買っていることになる。

そういう方法。

 

超初心者のカフェラァテは、とにかくドルコスト平均法でやっていこうと思うよね。

 

風の強い時にションベンしたらズボンにかかるってことと同じくらい確信

 

してるよね。

 

 

6.学長おすすめのインデックスファンド


とにかく「オススメ」が知りたいんだっつぅーの!

ってのが超初心者の心理中の心理で。

 

それに見事に応えてくれている。

 

いや、もはや常識というもの言っているだけに過ぎないのかもしれないってくらい、誰しもが同じことを言うのかもしれないが、、、

 

結論。

「S&P500」に連動したインデックスファンド。

 

「S&P500」は、アメリカで時価総額の大きい主要企業500社の株価を基に算出される株価指数で、過去を振り返ると「15年以上保有したらほぼ100%の確率でプラス収益」になっているそう。

 

ウォーレン・バフェット

『自分が死んだら資産の90%をS&P500に投資しなさい』

と家族に言うくらい推奨しているらしい。

 

また、日本株について学長は、

「上がったり下がったりしていて、売り買いしないと保有しているだけでは増えていかない」

と言っている。

アメリカ株については、

「上がり下がりはあるものの、大きな流れの中では基本右肩上がり。保有しているだけで増えていく」

と言っている。

 

もちろんこれらは今までがそうというだけで、今後も必ずそうだとは言い切れないという条件付きではある。

ただ、今後の事は誰も分からない以上、今までの傾向から考え、判断していくしかない。ましてや超初心者は。

 

その他にもアメリカを推奨する理由が書かれているので紹介すると、

  • 人口増加
  • 金融法制が整備されていて、株主を重視した文化がある
  • イノベーションが生まれる国である

というものがある。

 

本書の中では「つみたてNISA対象のおすすめ優良インデックスファンド」もいくつか具体的に紹介されている。

 

 

7.インデックスファンドの取り崩し方法


始める前から取り崩しとか、気が早いにもほどがあるって感じで、初心者のくせにどんだけ勝った気でいるんだと言われそうだが、本書にも書いてあるし、知っておいて整理しておくことも良い事ではあると思うから、ここでも書いておこうと思う。

 

有名な取り崩し戦略は2つある。

 

1つ目は、

「『引退時の資産残高』×4%を『定額』で取り崩し続ける」方法

もう1つは、

「『毎年の資産残高』×4%を『定率』で取り崩し続ける」方法

 

どちらも「4%ルール」と呼ばれている。

米国株・米国社債に投資している場合は、ドルベースでの4%で考えなければならない。

 

まあ、取り崩しについてはその時になってもっと深く考えることにするよ。

 

 


『どんな状況からでも人生は良くしていける。たった一度の、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。悔いのない豊かな人生を生きよう。』

 

本書の締めの言葉。

 

投資に限らず。その通り。

興味があるならやってみよう。

 

なんとなく、少し、心が軽くなった気がする。

避けていた道に少し戻って近づいたような感覚。

まだまだ無知であることに変わりはないけれど、避けていた道にあともう少しだけ近づいてみようかな。

そして、試しにその道を歩んでみよう。

 

たぶんそんなに怖い道じゃあないだろう。

 

一度きりの人生。

 

「納得」は全てに優先するぜッ!!

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!

映画【時をかける少女】(※ネタバレあり)

いくら高校生だからってさ、、、

まだ子供だからってさ、、、

 

あそこまで好き勝手調子に乗りますかね、、、

 

 

ってことでアウトプーットゥゥーーーッ!!

 

それじゃあ早速ゥー!

 


カフェラァテはあんな男女仲良しグループのリア充高校生活を送ることの出来ない高校生だったから上手く想像や理解が出来ないんだけれども、

なんで真琴は千昭の告白をあそこまで必死になって避けるのだろうか、、、って思ったよね。

 

浅い想像しかできないけれど、3人の関係性を壊したくなかったのは分かるし、いきなりだったからどうすれば良いか分からなかったというのも分かる。

 

でも、あんなに何回も同じようにはぐらかしますか。

1、2回なら分かる。

でもさ、3回目以降は別の対応をしようよ。一旦受け止めようよ。

受け止めた上で何か良い方法を考えようよ。

 

そして魔女おばさん。

『千昭くんが可哀想。せっかく気持ちを伝えたのに。』

大人の思いやりのある言葉に救われた気持ちだった。

カフェラァテもそう思ったから。

関係性はどうであれ、それが意を決した、勇気を振り絞った言葉だってことが分かるから。真琴にだって分かんなかったのかなあ、、、

 

 

 

、、、って、、、

 

魔女おばさん、、、

 

タイムリープに理解示し過ぎじゃあないか、、、?

 

ブログを書くって時は、観た映画や読んだ本についてインターネットなんかで検索するのはいつもは避けていて、検索したりするとしても少なくとも書き終わってからにしているんだけれども、

今回はあまりにも気になったから観終わった後にちょっと検索してしまったところ、

実はあの魔女おばさんは原作小説の主人公で、この映画は原作小説より後の物語だという事らしい。

 

知らなかった。。。

 

原作があるのは知ってたから、

てっきり本作は原作がアニメ映画化されたものだと思い込んでいた。。。

 

つまり魔女おばさんは、自分もタイムリープを経験済みってこと。

そらあ理解してるに決まってる、、、

 

 

いや。。。

にしても、それでも多少は驚くだろうとは思うよ。

「え!あんたもなの!?」って感じでさ。

 

 

原作の事も魔女おばさんの事もこれ以上は知らないからこのくらいにしておきたいけど、、、

 

この魔女おばさんがいたからこそ真琴は成長できた。

そして、真琴に対して

『好き勝手やってたクセに』みたいなセリフを言ったときには

「よくぞ言ってくれた!さすが!ていうか作者も真琴が好き勝手してるっていう自覚があったんだ!良かった!救われた!」てな気持ちになった。

 

しかし、それに対する真琴の反応、、、

真琴には好き勝手やってる自覚が無かったんだ、、、

 

千昭の告白に対するさすがに子供じみているとしか言いようのない態度を含め、

めちゃくちゃ平たく言うと、真琴に対して腹が立っていたんだよね、、、笑

ずぅぅーーっっと「はああぁっっっ???」って思って観ていたんだよね、、、笑

 

だから魔女おばさんには救われたんだよね。

 

人間である以上、好きになってしまう可能性はあるし、

それを勇気を出して伝えることは何も悪いことではない。

もちろん状況とか空気は読むとして、あの状況は別に何も悪い状況じゃあないし。

 

結局、千昭はどの時間軸でもあれ以外は真琴に一言もあの言葉を言うことは無かったんだよね。

それくらい勇気を出して、覚悟を持った言葉だったんだろうと思う。

 

まだ子供だとは言え、真琴にもその事に気付いてほしかった。

最後の最後には気付けたから良かったんだけど、やっぱり千昭が可哀想だったね。

魔女おばさんの言葉で気付いてほしかったなあ。。。

 

この事から学んだこと。

 

人は他人の真剣な言葉や気持ちに気付けないものなのかもしれない。

人は平然としているようで、本当は相当の覚悟で、思いを込めて行動しているのかもしれない。

思えば自分だって、そうやって平然としているように見せかけながら、実は勇気を振り絞っていることがある。

 

最後に真琴が千昭に「好き」という気持ちをはっきりとした言葉で伝えなかったのは、伝わっていると思ったからだろうか。恥ずかしかったからだろうか。あるいはその両方か。

たぶん千昭は察していたと思うから、言葉にする必要はなかったのかもしれないけれど、個人的にはやっぱり言葉にしてほしかったなあと思うんだよね。やっぱ、言葉にされた方が嬉しいからね。

 

それでも、功介に対しては「ありがとう」としっかり言葉で気持ちを伝えていたのは良かったね。こちらも嬉しくなったよね。

 

 

そしてタイムリープについて。

「あの頃・あの時に戻りたい」と思うことについて。

 

まずは物語全体を通して。

いくら高校生の子供だからって、くだらない理由であんなに好き勝手に時間を戻すかい?って思ったんだよね。

さすがに罪悪感とかないの?そうなっちゃうの?

あり得ない無意味な想像だから考えるのも無意味だとは思うんだけど、、、そうなっちゃうの?

 

ただ、その描写のお陰で気付けたことは、

仮に時間を戻せたとしても、時間を戻して自分が違う行動をとることで、自分は良くても周囲にも影響を及ぼすことになり、それが悪影響であるかもしれないということ。

自分の代わりに誰かが辛い想いをするかもしれないということ。

 

生きていたら「時間を戻してやり直したい」って思うことがたくさんあるけれど、やり直したとしても実は良い事ばかりではなくて、想像もつかないような悪い出来事が、自分だけではなくて周りの人達にも起こってしまうかもしれないということ。

 

今のこの現実を受け止めて、これからどうするかだけを考えるしかない。

今のこの現実に対して「良い」「悪い」「運が良かった」「運が悪かった」と思ったとしても、もしかしたらもっと運の「良い」あるいは「悪い」道を歩んだかもしれないということ。

 

自分自身、これまでの人生を振り返っても、

「何を差し置いてもこれだけは時間を戻したい」と思うような出来事もあった。

 

今でもそう思う。。。

戻したい、、、、と。。。

 

だけど、自信はないけれど、本当にそうか疑ってしまうけれど、だけど、

時間を戻してやり直さない方が良いのかもしれない。

そう受け止めて、受け入れて、前に進むしかないのかもしれない。

 

それにしても、真琴はなんであんなに思慮の足りない余計なことばかりしたんだろうね。

周りに悪影響を与えていることに途中で気付かないものだろうか。

ずぅーーーーっっとそればっかり思ってたんだよね。

あえてもう一回言うけども、

めちゃくちゃ平たく言うと、真琴に対して腹が立っていたんだよね、、、笑

 

 

全体を通して学んだこと、感じたことを整理すると、

  • 言いにくい、恥ずかしい、照れ臭い、角が立つ、、、これらの事も、勇気を出して言わないと伝わらない。相手だって、見た目では分からなくても勇気を出して行動し、話しているのかもしれない。しっかりと伝えて、しっかりと受け止める。
  • やり直したいと思うような出来事があったとしても、その運命しかなかったんだと、それしか無かったんだと、思いたくなくても、思えなくても、時間がかかっても、苦しくても、それを受け止めて前に進む。生きていくしかないんだから、成長するしかないんだから、幸せに向かっていくしかないんだから。

 

そうやって生きていこうと思える良い作品だと「最後には」思えた。

何回も言うけれど、本当にずぅーーーーっっと真琴に腹が立ってたんだよね。

 

まあ、だからこその最後の感動と納得感だったのかもしれないけれど。

真琴の成長も感じられたし。

 

最後に余談だけど、

7月13日、真琴は寝坊して慌てて学校に行っていたけれど、、、

 

ちゃんと歯を磨いて出て行ったのかい、、、、???

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!

映画【言の葉の庭】(※ネタバレあり)

主な登場人物は以下の2名。

  • たかお:高校1年生男子。靴作りに強い関心があり、専門学校に入りたいと思っている。
  • 雪野:27歳。高校教師。古典を教えている。

 

感じたことをアウトプット!

 

それじゃあ早速ゥー!

 


最大の感想。

 

男子高校生の憧れのシチュエーションやん。たかお。

うらやましいだけ。とにかくうらやましいだけ。

もうそれだけ。色々辛かったやろうけども、まとめるとそれだけ。

 

高1男子にとってはあまりにも非現実的で、刺激が強すぎる。

夢のような時間で、そら惚れるってことよね。

たかおは何も悪くない。

 

夢のような時間過ぎて、その分ショックや失望も大きいとは思う。

まさに「甘酸っぱい」を地で行く体験。

でも、本当にこんな経験が出来たら本当に素晴らしいと思う。

 

「雨の日は学校を午前中サボる」という、

普通の人はやらない事をやるという覚悟からくる行動がもたらしたものだとも言えるね。それはある意味全ての物事に対して言えること。

 

リスクをとること。

自分の考えや想いをどれだけ尊重出来て、人からどう思われるかをどれだけ気にしないでいられるか。

そんな行動がもたらした経験であり、財産。

人と同じことをやっていては、人と同じものしか得られない。

 

雪野は学校で生徒にいじめられ、メンタルを病んでいた。

そして朝から缶ビール2本を飲み、チョコレートを食べまくる。公園で、1人で。

それは余計に駄目だろうと思うんだよね。

曰く、「ビールとチョコレートの味しかしない」らしい。

 

そこは病院に行った方がいいと心から思ったよね。。。

 

たかおは何事にも素直で、まっすぐで。

夢に対しても、雪野に対しても。

だから雪野もそんなたかおに救われたんだろう。

雪野をいじめる上級生に力で立ち向かっていったのもたかおらしい。

大人になれば、良くも悪くもそんな行動はとらない。

そんな大人の典型を雪野の元彼が象徴しているように感じた。

たかおと元彼との対比があり、雪野はたかおに心を救われたのだろう。

 

大人の女性でありミステリアスな雪野にたかおは惹かれ、

そんな雪野は実は悩んで、挫折して、上手く歩けなくなってしまった大人だった。

たかおにとって雪野は立派な大人であり、社会人であり、ある意味別の世界の人。

でも、大人だって社会人だって、もがいて苦しんで挫折する。

それは人には見せなかったりもする。

 

たかおが大人だったら雪野のそんな状況を何かしら察したかもしれないけれど、

大人の女性に憧れまくってもおかしくない高校1年生男子のたかおでは、そこまで思い至らなかったのかもしれない。

それはしゃーないよね。

 

雪野は自分が嘘だらけだと自覚し、最後もたかおに対して本心を隠して嘘をついた。

大人だから、大人ぶって当然なのかもしれない。誰しもがそうするのかもしれない。

だって、相手は高校1年生だもんね。

たかおもそんな雪野の気持ちにその時は気付けなかっただけなのだと思う。

最後の最後、季節が巡っていくシーンで『気付いた』ような事を言っていたと思う。

気付けるくらいにたかおが大人になったという事なのだろう。

 

それに対して雪野も、救ってくれたたかおに理解してほしい、理解してくれると信じて、素直になりたくて、本心を打ち明けた。心を許した、、、心を許したまでは言い過ぎなのかもしれない。人の気持ちは複雑だから。

それは雪野の成長なのかもしれないし、傷ついていたからそうなったのかもしれない。

 

どちらにしても、

雪野がたかおに惹きつけられたのは友情なのか、愛情なのか、恋心なのか、それとも何か他の一言では言い表せない特別な感情なのかは分からないけれど、どんな感情だったとしても、

相手が高校生だとか、いくつ歳が離れているだとかは本質的には関係ないものだと思う。

雪野も、最後の方までは大人ぶって自分の気持ちに嘘をついていたけれど、最後の最後にその事に気づいたのだろう。

 

、、、法律とかはここではとりあえず置いておくことにするよね。

 

ただし、

高1男子のたかおにとっては刺激が強過ぎるってことだよね。

 

学んだこと。

  • 自分に素直になる。自分の気持ちに嘘をつかない。
  • 相手にも素直になる。素直に気持ちや感謝を言葉で伝える。

単純だけど自分にとっても、自分を好きでいてくれて信頼してくれる相手にとっても大切なこと。

じゃないと本気で後悔して自分も傷つくし、相手も傷つける。

 

大人だって挫折するし、上手く歩けなくなる。

それは誰にだってある。

それは決して恥ずかしいことではないし、それを救ってくれる人がいたとして、その人が大人だとか子供だとか、立場だとかは関係ない。

自分が救われることもあるだろうし、救うこともあるだろう。

そんな時に自分の気持ちに素直になって、相手にも素直になることが大切。

自分と相手を大切にし、気持ちを言葉で表現することが大切。

 

物語として、

「自分で歩く」「靴」「靴を作ってあげる」という要素を上手く使って掛けているなと思った。

カフェラァテも社会人だから、なんだかんだ雪野側にも共感した。

もちろんたかおにも共感したが、

「とにかくうらやましい。とはいえ辛いよな。でもさ、やっぱうらやまし過ぎるシチュエーションよ」

という結論にどうしてもなってしまうんだよね。

 

ただし、雪野側に共感したからこそ思うんだけど。

男子高校生にこのシチュエーションは刺激が強すぎるってことに気付かないかね、

それだけは気付こうよ、雪野先生。

 

いや、気付いていただろうね。

 

むごいよね、、、

 

たかおが自分に惚れるかもしれないという気持ちは無かったのだろうかね、雪野先生。

 

いや、無いわけがないだろうね。

 

それはつまり、たかおを弄んではいないかね。そういうことにはならないかね。

 

いや、そういうことになるだろう。

 

正直、鑑賞中常にそう思いながら観ていたよね。

正直、それで頭の中はいっぱいだったよね。

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!

星の王子ニューヨークへ行く2 (※ネタバレあり)

前回の記事

映画【星の王子ニューヨークへ行く】(※ネタバレあり) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット

 

この映画の続編があったということでとりあえず鑑賞。

 

前作にめちゃめちゃ惹かれたのかというとそういう訳でもなかったんだけれど、

前作の内容を覚えているうちに、せっかくだし観てみようということで。

 

前作は、いかにも昔ながらのコメディ映画って印象を受けたんだけど、それでも学べることもあったし、今作も同じように何か吸収できるものがあるんじゃあないかという期待を持ちつつ。

前作の経験から、コメディとしてのツボにはそこまで期待はせずに。。。

 

前作から30年以上経過してからの続編!

 

それじゃあ早速ゥー!

 


作中では

「国のトップ=男」という考え方や「黒人と白人」の構図が露骨に描かれていたんだよね。

問題提起なのか、

それともアメリカの生活の中ではありふれ過ぎているから描くこと自体が別に普通なのか、

アメリカに行ったこともないし映画読解力にも乏しいカフェラァテには分からなかったけれども、

極一般的な日本人であるカフェラァテにはド頭から気になった点ではあり、

最後まで解消されなかった疑問ではあるけれど、

映画としてはそれらの点についてはそこまで重要事項でもないという感じだったね。

そこは大きな問題ではないって感じ。

 

んなこたア今は問題じゃあねーだろ康一!!

 

 

そして設定も登場人物も出演者も前作から引き継がれていたね。

セミーも前作ほど反抗的ではないものの、自分の欲望に素直で調子乗り、だけどアキームの味方でありよき理解者であるという点には変わりない。

いいね。

 

「アキームに婚外子がいる」という事実を超非科学的な方法で知り、それを皆で信じ込むというのもご愛嬌で、そしてそれは全てセミーのせいというのもまたこの映画の魅力って感じで良きだね。

続編の為の無理やり設定感はありありだけど、

主人公が子に移るってのはジョジョっぽくていいんじゃあないの?

 

、、、違うか!?

 

いや違わん!

ジョセフやん!!めっちゃジョセフやん!!

アキームがジョセフで、子であるラベルが仗助やん!

 

、、、違うか!?

 

 

その設定のせいであの誇り高きアキームの株が一瞬下がったけれど、

それもセミーのせいということで。

 

やはり星の王子シリーズにはセミーの存在は不可欠ってことだね。

 

そしてリサ。

あっさり納得。出会う前だったから仕方ないと。

まあ突き詰めればそうなんだけど。

大人と言うのかなんというのか、理解があり過ぎるというのか。

そこで揉める展開は不要だったということだろうね。普通は大揉めだろうと。

リサは前作の王妃(アキームの母親)のように、

子どもの気持ちを理解し、尊重できる、しきたりに囚われない人物となっていたね。

 

アキーム。

前作の国王(アキームの父親)のようなしきたり主義で個人の自由を尊重しない大人になっていた。やはり人は変わる。変わってしまう。人格・性格は環境に依存する。

何回も言うけど、

ジョルノ、あのギャングに出会って本当に良かったね。

ウンガロとかまあまあ好かんよ、カフェラァテは。

とにかく環境は、気を付けなければ自分の良さすらいつの間にか消してしまう。

ただ、悪い方にも変わるけど、良い方にも変われるんだよね。

 

ラベルについて。

本作の主人公。

芯が強い、頭の回転が速い、信念を持ち、勇気がある。

他人に媚びず、自分の軸をぶらさない。

若かりし頃のアキームのようで、さすが息子という性格。

ライオンとの戦いで檻にキャットフードを塗ったのは名案で、且つ実行力と度胸がある。あんなに上手くいくかどうかはおいといて。

いやあ、ラベルはなんかジョースターの血統っぽいんだよねえ

特にジョセフ・ジョースター

、、、ラベルは仗助じゃなかったっけ?父であるアキームがジョセフで、、、

いやでも父親に似てるってだけだから別におかしなことでもなくて、、、

ていうかジョセフだけじゃあなくて仗助だってこんな戦いを繰り広げてもおかしくはないよなとか思ったり、、、

ていうかジョセフ仗助に限らずジョースターの血統だったら誰でも、、、

、、、星の王子ってジョジョなの?

 

長女ミカ。

これまでずっとアキームの後継者になる為に頑張っていたのだから、急に出て来たラベルや、ラベルを後継者にしようとするアキームに対してもっと反発するのが普通では?とも思ったけれど、

そこはやはりしきたりへの諦めというか、受け入れというか、心の広さというか、覚悟というか、

そして最後にはラベルの勇気と覚悟、人間性を認めた形になったというべきだろうか。

自分の想いよりも国にとってベストな選択は何かを優先した、というのが一番しっくりくる。

ラベルにとても協力的になったし、ミカは真の人格者と言えるね。

客観的視点、俯瞰、自分のこだわりや想いを必ずしも優先させない器の大きさ、

これだね。これが一番しっくりくるね。きっとこれだね。

仗助的立場でありながらジョセフのようなラベルもかっこいいと思ったけれど、

この映画で最も学ぶべきはこのミカなのかもしれないと思ったんだよね。

ちなみに流れから言ってミカはホリィってことでOK、、、?

、、、これは違うか、、、

 

アキームの成長。

アキームが固定観念を捨てて考え方を柔軟にしたからこそ、全員が同じ方向を向いて一番良い着地をすることが出来た。

意地を張らず、自分の非を素直に認めたからこそ。

 

やはり前作のアキームがそこに居たって感じだったね。

リサの父マクダウェルを通じ、亡くなった前王妃が最後のひと押しにもなった。

人は変われる。悪い方向にも、良い方向にも。

良い人が悪くもなるし、悪い人が良くもなる。

ジョルノウンガロにだってなり得たんだぜ。

 

そしてラベルの家族。

自分達に誇りを持ち、お互いを本当に大切に想っていた。

経済的には裕福ではなかったのかもしれないけれど、精神的に強く、幸福だったように感じた。

そうやって幸せを感じられることが、生きる上では結局何よりも大切なことなんじゃあないだろうか。

 

この映画を観て感じたこと。

まずは前作でも感じたことだけれど、

自分の信念・芯・軸・想いを大切にする。

自分を曲げず、ブレず、他人に媚びない。

自分に誇りを持つ。自分を信じる。

金持ちだとか、スペックだとか、

それらは何かの根拠になるのかもしれないけれど最強ではない。

お金だとか社会的地位だとか、

無いよりはいいのかもしれないけれど、そんなものは揺らぐ。

無くなったら怖いと不安になる。

自分が積み上げてきた実績や地位があったとしても、

自分ではなく実績を見てほしいと思っている、

自分ではなく築いた地位を見てほしいと思っている。

それらを他人が見て、認めてくれるからこそ安心する。

自分の本質はそっちのけで、

安心する為に他人に媚びているという事にならないだろうか。

人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる

すべて自分を安心させるためだ
安心を求める事こそ人間の目的だ

実績や地位が無くなったらどうなるだろうか。

実績や地位に囚われていたら、それらが無くなった時の自分を自分でどう思うだろうか。

DIOが言うように安心を求めるのが人間だとしても、

それって本当の安心なのだろうか。

 

別にカフェラァテにお金や地位や名声や実績がないから言っている訳じゃあないよ、、、

妬んでいる訳じゃあないよ、、、

 

誰にでも誇りや自信の根拠はあるって思うんだよね。

唯一無二の根拠。最強の根拠。

 

それは

『自分が自分であるということ』

 

実績や地位があったとしても、

実績や地位そのものではなく、それらは『自分が』作ってきたのだということを精神が理解していること。

実績や地位を築けていないとしても、

それらはあくまでも『自分が』やってきたことの結果でしかなく、副産物でしかなく、

やってきた『自分』にこそ価値があり、

『自分であること』を超えるものではないということを精神が理解していること。

 

価値のあるものは、精神の成長なんだ

 

誰しもが自分の意図とは無関係にこの世に生を受ける。

その時点で平等であり、上も下もなく、

何一つ否定されることなどなく、

自分であることに一点の曇りもなく自信を持っていい。誇りを持っていい。

 

そしてそれは、成長して大人になって歳をとっていく過程でも何も変わらない。

他人との比較なんて関係ない。意味がない。

DIO吉良吉影のどっちが強い

とか比べるくらいに意味がない。尺度が違うとかの問題ですらない。

エンヤ婆と山岸由香子のどっちが口が悪い

とか比べるくらいに意味がない。

 

深く根差しているとかそんなものではなく、

強い風が吹いたら飛んでいくとかそんなものでもなく、

時間が経ったら削れていくとか薄れていくとかそんなものでもない。

自分そのもの。自分であること。

それそのものが誇りであり自信。

自分がいれば同時にそこに存在するもの。

それが誇りであり自信。

根拠=自分。

 

ラベルやその家族を見て思った。

お金や地位ではない、本当に大切なもの。

 

、、、あの映画にそこまでのメッセージが込められているのかってことについて深くは考えないようにするけどね、、、

 

また、自分に非があると思ったら意地を張らずに素直に認めること、謝ること、そして次の行動に速やかに移ることの大切さ。

ラベルの気持ちを受け入れたアキーム。

美容師の言葉を受け入れてアキームの謝罪を受け入れたラベル。

あとは、自分に非がなかったとしても、何が一番大切かを客観的に考えることが出来て、覚悟を持って冷静に選択できる強さを持った長女ミカ。

 

いずれにしても、

変に意地を張って認めない方がかっこ悪いし、みんなの気持ちも離れていく。

 

人は時とともに「考え方」も変化するもんだっつーの!

やっぱみんな仗助ってことで!

 

それにしても、

前作でアキームと結婚するために育てられ、最後まで放置されて終わった女性が伏線として使われ、今回は放置されずに終わっただけでも救いだったんだよね。

あれは本当に笑えない大事件だよね。

 

んでもってザムンダ王国の王子の結婚相手として別に育てられていた女性も新しく登場し、これまた可哀そうで笑えなかったよね。

あそこまでくると何かのメッセージなのかって勘ぐってしまうんだよね、、、

読み取れていないだけなのか、、、

そもそもザムンダ王国に王子がいないと知っていながら、何故そんな女性を育てたのか、、、

 

前作の女性、今作の女性、

どのような展開になったとしても、

どちらの女性にとってもその人生として可哀そ過ぎるし、

理不尽だよなあと思ってしまうけれども、そこも映画と割り切るしかないね。

 

あとはいくつかその他の感想。

 

アキームの父の生前葬

現実世界においても生前葬という考え方自体はあって、

ネット情報的には実際に行われていないこともないらしいけど、

やはり斬新だし、式中にあそこまでの振る舞いが出来ますかって感じだったね。

 

アキームの三姉妹の三女がめちゃくちゃ可愛らしかったね。

 

ラベルが美容師と恋をするというのはベタ過ぎたね。

美容師が登場した時点で予感はしてて、

あまりにもベタ過ぎるからそんな展開にはならないでほしいと願いつつ、

やっぱりそんな展開になったね。ここまでベタに的中するとは。

さすが星の王子という映画だね。

 

パーティーでアキームとライバル国将軍との会話をラベルが盗み聞きするシーンは、

社長兼YouTuber「マコなり社長」の言うところの『緊張と緩和』の王道という感じで、これまたベッタベタだったね。

このベッタベタ感が星の王子という映画なんだね。

 

 

てなわけで、

決着ゥゥーーーーッ!!