本当の自由を手に入れる お金の大学(両@リベ大学長 著)
お金の事に無頓着、、、とまでは言わないものの、
出来るだけ貯金しておこう、、それ以外何するの、、何したらいいの、、何すべきなの、、???
ってずぅーーっと思っていたカフェラァテだが、
最近やたらと「資産形成」「投資」という言葉を目や耳にし、関心を持ち始め、
何か動き出さねばと思い始め、
まず手に取ったのがこの本。
仕事は一生懸命している。
だけど、それだけ。
それだけでいいとは思っていなかったけれど、それだけしかやれないしって、
割り切って、開き直っていたのも事実。
お金に関する色んなことを知らなさすぎることは自覚していたけれど、まあしょうがないし、たちまち何か問題があって支障が出ている訳でもないし、って思って避けてきた話。
でもそれじゃあ良くないってのも心の片隅で気付いていて、
何か始めなくては、とりあえず知っていかなくては、
ってのはずぅーーっと思っていて。
それで今回重ーーい手を伸ばして手に取ったのがこの本。
イラスト付きで、分かりやすそうな語り口調で、分かりやすく書かれていそうで評判だったから。
イラストは、、、意外と分かりやすくはなかったなというのが率直な感想で、
イラスト多めだけど文章だけでも別に良かったなとか思ったけれども、
無知なカフェラァテでもすっと入っていけて、基本的な知識を知れたと思う。
今後、投資で資産形成していきたいという視点に基づき、自分自身の整理の為にここに記そうと思う。
というわけで、
それじゃあ早速ゥー!
1.人生は、時間そのもの
まずは本書にある格言。
「人生は、時間そのもの」
「今日が、人生で一番若い日」
投資に限らず。何事もそう。
始めるなら、今!
2.まずは貯める
今回の読書のメインの視点は「投資」。
どういう考え方で、どうやっていくべきなのか。
それに伴い、無知な自分が何を知って何を考えていくべきなのか。
ちなみに、本書で書かれていたお金に関する基本的で非常に大切な大まかな流れは
「①貯める」→「②稼ぐ」→「③増やす」→「④守る」→「⑤使う」
とうもの。
その中で、まずは「①貯める」ことが非常に大切だということ。
資金が無けりゃあ投資なんかできないし、投資したとしても生活出来なくなったり不測の事態に対応出来なくなったら元も子もないからね。
そこで、本書では貯める方法や考え方を色々と書かれていた。
その中で、今の自分にとって大事なことを一つ挙げておくと、
「保険を正しく見直す」
今、カフェラァテ自身はいくつかの保険に加入して、毎月お金が出て行っている状態だが、例えば本書ではこう書かれていた。
- 今、30歳の男性が40歳になるまでにがんになる確率:0.6%
- がんになった場合の治療費は、6割の人が50~100万円
低確率で、大損失ではない。貯金の範囲内でカバーできる。
つまり、がん保険は不要。
本書曰く、
「保険は『低確率』だが『損失が大きい』ものに対して入るべき。感情で判断してはいけない」
「日本では、健康保険制度の中の「高額療養制度」で、1か月の医療費の自己負担上限額が決まっている」
確かに、今はそれが当たり前だと思って保険料を支払い続けているが、見直すべきかもしれない。もしそれが無かったら、月々、そして年間、いくら支出が下がるのだろうか。
かなり大きいし、それが貯金となったり投資に回せるとしたら。
やはり、かなり大きい。
3.増やす
先述の「お金に関する基本的で非常に大切な大まかな流れ」の中で
「②稼ぐ」
という過程があったのだが、本記事では割愛する。
「稼ぐ」ことが大切なのは重々承知しているし、本書でもいろんな稼ぎ方が紹介されているし、やれることから実行していくべきなのだろう。
ただし、今のカフェラァテはここを割愛する。
まずは「投資」ってものを知っていきたいから。やってみたいから。
てな訳で、早速「③増やす」話に入っていく。
本書では、「増やす」ことの手段としての「投資」について書かれている。
まず、投資を始める前に「生活防衛資金」を確保しておく必要があるという。
「生活防衛資金」とは、急なトラブルに対応出来て、無駄な保険に入らなくてよくなって、精神安定にもつながる大切なお金のこと。
会社員だと生活費の6ヶ月分、自営業だと生活費の1年分
が基準となるそう。
会社員の方が社会保障が手厚いからこういう基準になるとのこと。
次に、投資を行うにあたり知っておくべき数字として「利回り」がある。
例えば、世界中の全ての株に投資した場合、平均の利回りは年5~7%とのこと。
100万円投資したら、1年で105~107万円になるという話。
(ちなみに投資の神様と言われているウォーレン・バフェットは年利22%と言われているらしい)
4.投資信託
初心者におすすめなのが「投資信託(ファンド)」。
投資信託とは、たくさんの投資家から集めたお金を運用の専門家が代わりに投資・運用する商品のこと。
なかでも初心者におすすめなのが「インデックスファンド」だという。
投資信託には「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があり、
<インデックスファンド>
日経平均・TOPIX・S&P500・ダウ平均などの「指数」と同じ値動き(連動)を目指す投資方法。
<アクティブファンド>
上記の「指数」に勝とうとする投資方法。
インデックスファンドより良い成績を収められるアクティブファンドは10~30%だという。
本書では圧倒的にインデックスファンドを推奨するという内容が書かれている。
その理由としては、
- 小額から幅広い分散投資が可能(リスク低減)
- 圧倒的に低コスト(運用手数料が安い)
- 大半のアクティブファンドに勝てる
というものが挙げられている。
カフェラァテも、まずはインデックスファンドから始めてみようと思ったよね。
この本を読んだら、もちろんそういう結論に達するよね。
確実!
コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい確実じゃッ!
そして大事なのが「アセット・アロケーション(資産配分)」。
アセット・アロケーションとは、
「株」「債権」「不動産」などの資産をそれぞれどのくらいの割合で保有するのかということ。
インデックス投資の成績を決める一番重要な要素とも言えるそう。
1年間での値動きイメージとしては、
- 株式インデックス:-40%~+60%
- 債権インデックス:-20%~+30%
で、95%の確率でこの幅に収束するらしい。
株式に投資し過ぎると資産が半減することもあるということ。
インデックスファンドは初心者におすすめで、始めやすく、資産形成で期待できるものだとは言え、そこはやはり投資は投資。当然リスクはあるということ。
株式やら債権やらの特性を考慮し、リスクとベネフィットの両面を熟慮し、覚悟してやらねばならないね。
「覚悟」とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!
何事もそうだよね。
5.ドルコスト平均法
「出来るだけ安く買いたい」とは誰しもが考えること。
だが、相場を読み切るのはプロでも不可能。ましてや素人が、、、
「最高のタイミングでの売買」<「最悪の状態を回避する」
のが鉄則。
それは買い方でコントロールが可能で、それが出来るのが
「ドルコスト平均法」。
名前は難しそうだがやることは簡単で、そして非常に重要。
例えば100万円の元手を持っていたとして、一度に100万円分買うのではなく、
「毎月5万円ずつ」など時期を分散させて買う方法のこと。
それにより、高い時期に買うこともあるが安いタイミングで買うこともある。
長い目で見て平均すると「安くもないけど高くもない」状態で買っていることになる。
そういう方法。
超初心者のカフェラァテは、とにかくドルコスト平均法でやっていこうと思うよね。
風の強い時にションベンしたらズボンにかかるってことと同じくらい確信
してるよね。
6.学長おすすめのインデックスファンド
とにかく「オススメ」が知りたいんだっつぅーの!
ってのが超初心者の心理中の心理で。
それに見事に応えてくれている。
いや、もはや常識というもの言っているだけに過ぎないのかもしれないってくらい、誰しもが同じことを言うのかもしれないが、、、
結論。
「S&P500」に連動したインデックスファンド。
「S&P500」は、アメリカで時価総額の大きい主要企業500社の株価を基に算出される株価指数で、過去を振り返ると「15年以上保有したらほぼ100%の確率でプラス収益」になっているそう。
『自分が死んだら資産の90%をS&P500に投資しなさい』
と家族に言うくらい推奨しているらしい。
また、日本株について学長は、
「上がったり下がったりしていて、売り買いしないと保有しているだけでは増えていかない」
と言っている。
アメリカ株については、
「上がり下がりはあるものの、大きな流れの中では基本右肩上がり。保有しているだけで増えていく」
と言っている。
もちろんこれらは今までがそうというだけで、今後も必ずそうだとは言い切れないという条件付きではある。
ただ、今後の事は誰も分からない以上、今までの傾向から考え、判断していくしかない。ましてや超初心者は。
その他にもアメリカを推奨する理由が書かれているので紹介すると、
- 人口増加
- 金融法制が整備されていて、株主を重視した文化がある
- イノベーションが生まれる国である
というものがある。
本書の中では「つみたてNISA対象のおすすめ優良インデックスファンド」もいくつか具体的に紹介されている。
7.インデックスファンドの取り崩し方法
始める前から取り崩しとか、気が早いにもほどがあるって感じで、初心者のくせにどんだけ勝った気でいるんだと言われそうだが、本書にも書いてあるし、知っておいて整理しておくことも良い事ではあると思うから、ここでも書いておこうと思う。
有名な取り崩し戦略は2つある。
1つ目は、
「『引退時の資産残高』×4%を『定額』で取り崩し続ける」方法
もう1つは、
「『毎年の資産残高』×4%を『定率』で取り崩し続ける」方法
どちらも「4%ルール」と呼ばれている。
米国株・米国社債に投資している場合は、ドルベースでの4%で考えなければならない。
まあ、取り崩しについてはその時になってもっと深く考えることにするよ。
『どんな状況からでも人生は良くしていける。たった一度の、あなただけの人生で、今日が一番若い日です。悔いのない豊かな人生を生きよう。』
本書の締めの言葉。
投資に限らず。その通り。
興味があるならやってみよう。
なんとなく、少し、心が軽くなった気がする。
避けていた道に少し戻って近づいたような感覚。
まだまだ無知であることに変わりはないけれど、避けていた道にあともう少しだけ近づいてみようかな。
そして、試しにその道を歩んでみよう。
たぶんそんなに怖い道じゃあないだろう。
一度きりの人生。
「納得」は全てに優先するぜッ!!
てなわけで、
決着ゥゥーーーーッ!!