映画【星の王子ニューヨークへ行く】(※ネタバレあり)
若かりし頃のエディ・マーフィが主演している有名な映画、なのだそう。
そんなことは正直知らず、何の気なしに観た映画ではあったけど、
感じたこと、考えたこともあったし、
せっかくだからブログにアウトプーットゥゥーーーッ!!
それじゃあ早速ゥー!
率直な感想としては、
現代の映画を観慣れている身からすると古いコメディ感満載。
面白くて笑った場面もあるにはあるけど、笑いのツボの違いを何度も感じさせられたと言わざるを得ないというか、、、
それはそれで趣深かったというかなんというか、、、
カフェラァテの映画鑑賞スキルだとか背景知識だとかが浅いんだとは思うんだけど、
出演者は黒人がメインで白人がポツポツ。
散髪屋にいるいつもの人たちも、一人だけ白人。
というか、エディ・マーフィが一人何役かを演じているらしく、そりゃ黒人が多くなるのは当然なのかもしれないけれど、その白人役もメイクでエディ・マーフィが演じていたという情報も見かけた。真偽に責任は持てないけど。
どういう意味付けや考えで黒人白人を配置したのかカフェラァテには理解が出来なかった。
時代・場所・舞台背景があったのかもしれないけれど、全く読み取れなかった。
人種差別問題が強く叫ばれる現代に生きているからか、これには何か意味があるのかもしれないと気になるだけ気になって、全く読み取れなかったんだよね。
この映画のテーマは何なのか、
そもそもテーマがあるのか、ないのか、
それは分からないけれど、
もしかしたら単純なコメディ映画ってだけなのかもしれないけれど、
それだけだと学ぶべきものが少なくなってしまうからあえて自分なりのテーマ付けをすると、
『しきたりに甘んずることなく、自分の運命は自分で切り開く』
という感じなのかな。
わしは自分の運命に満足しておるよ
って言えるように。
憎たらしい恋敵からヒロインを奪う、、、
奪うと言ってもヒロインとは相思相愛になるし、奪うっていう言い方は悪いかもしれない、、、
いやまあ、でも紛れもなく奪ってるよね、あれは。
一回別れてからとかじゃあなくて、奪ってるよね、あれは。
とにかく、よくありがちなベタな展開。
それにしても一番かわいそうなのは、
主人公アキームの結婚相手として育てられ、結局放置されて終わった女性。
これはね、マジで笑えなかったんだよね、
いや、一瞬は笑ってしまったんだけど、一瞬で非情さを認識したよね。
救いがないというか、、、
フィクションだしコメディだから良いのかもしれないけれど、
妙に心が痛んだんだよね、、、
アキームの性格はといえば、
素直・ピュア・諦めない姿勢・自分の軸と芯を持っている・ブレない・目標に向かって真っすぐ・余裕・寛容・明るい・ユーモアセンスがある・包容力がある、、、
って、めちゃくちゃ魅力的な男なんだよね。
最愛の女性を見つけるためにどんなに貧しく見せかけても、
にじみ出るオーラや魅力があるんだよね。
紳士なんだよね、ジョナサンと張るね。
電車内でヒロインであるリサに語りかけるときの周囲を気にしない堂々とした態度。
もちろん映画だからってのはあるけど、
究極あれが出来たら男として本当にかっこいい。
貧しく見せかけているだけで、
実際はお金もステータスもあって余裕があるから出来たことかもしれないけれど、
人として持っておきたい要素をたくさん持ち合わせている人物。
それがジョナサン!
、、、じゃあなくてアキーム!
お金やステータスがあったとしても、あそこまでは出来ないと思うんだよね。
こんなアキームだからこそ、
周囲の人々もアキームの余裕・堂々とした態度・振舞い・言動も嫌味なく感じられたのだろうと思う。
そして、この物語を観て思ったこと。
それは、
「本当に好きな人を選べるということは、当たり前のようで本当はとても尊いことなんだ」
ということ。
リサがあの性格の悪い彼氏と付き合っていた理由は、
周囲の期待、特に父親の期待に応える為のようにも思えた。リサ自身がそれを自覚していたのかは分からないけれど。
だからこそ、貧しいけれども(実際には全く貧しくなくて、むしろめちゃくちゃ裕福なんだけど)人間的魅力にあふれるアキームに『迷いなく』傾いたんじゃあないだろうか。
、、、
そうじゃなくてもあのアキームなら誰だってなびくかな、、、
家のしきたりに立ち向かい、自分で最愛の人を見つけ出したアキーム。
周囲の期待に立ち向かい、本当に好きだと思えた人と結ばれる決断をしたリサ。
好きな人と結ばれることは尊いことなんだなーと、しみじみと思いました。
ってかジョナサンとエリナが結ばれた時も尊さ感じたって!
やっぱりこれはジョジョの始まりの物語と重なるぅっっーーー!!
、、、テンションがおかしくなるね、
、、、実際そこまで重なりはしないね、
、、、てか重なり代はものすごく小さいね、
、、、言いたいだけだったね、
閑話休題。
リサにプレゼントした高級イヤリングを電車の中で見知らぬおばさんにあげた時、
初めてアキームはお金では買えないものがあることに気づいたのかもしれない。
とにかく。
クイーンズという遠い地にはるばる赴き、
裕福な王子でありながらあれほどみすぼらしい生活をするくらいの極端な行動が運命を切り開いたということ。
ただ、本人は何の迷いもなく、めちゃくちゃ前向きで、希望にあふれて、なんなら心の底から楽しんでたみたいだから、そこまでの行動をしたという自覚もないのかもしれないけれど。。。
もし自分だったら。
あそこまで極端な行動をとれるか、、、自信はないけれど、、、
結局は【イエスマン “YES”は人生のパスワード】
映画【イエスマン “YES”は人生のパスワード】(※ネタバレあり) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
と同じで、
- 自分の本当の気持ちに正直になること!
- 「イエス」による行動を起こすこと!
- 未来を切り開くことが出来ると思える行動を起こすこと!
それが大事という事は共通していると思ったんだよね。
それからアキームの周囲の人々について。
【アキームの母】
子供を想う気持ちに溢れる。
アキームの一番の理解者。
常識や分別もある。当初はしきたりを重視していたように感じられたが、元は一般人だと思われ、やはりそこは理解がある。
一般人であるリサの父とも初めから自然に接していたように感じた。
共感力・理解力・客観的観方は本当に大事。
【アキームの父】
最もしきたりに囚われ、最も理解の無い存在として描かれていた。
が、生まれてこの方王としての教育や生活にどっぷり浸ってきているから仕方がないよね。
自分でもどうすれば良いのか分からなかったのかもしれないね。
それは王族とか富豪とかに関係なく、誰しもに起こりえること。もしくは誰しもに既に起こっていること。無自覚にね。
やはりそれでもアキーム父であり、最後にはアキーム母の言葉に納得していた。
価値観は生まれ育った環境に本当に依存するっていうことだね。
ジョルノもあのギャングに出会っていなければ、その他のDIOの息子たちみたいになっていたのかもしれない、、、
本当にぞっとする話よ。
【リサの父】
金持ち自慢が鼻につくが、なんだかんだで娘の為なら強者にも毅然と立ち向かう姿勢には好感が持てた。かっこいいっちゃかっこいい。芯が強いっちゃ芯が強い。アキームと同じ要素を持ち合わせているっちゃ持ち合わせている、
とも言えなくもないね。
【セミー】
よくまあアキームに反発せずに我慢した。一般人なら無理よ、あれは。ついてけんよ。
でもまあ考えてみれば一般人ではないし、立場もあるし、、、
でもやっぱ凄い。
一部勝手な行動はとったけれど、アキームとしてはそれでも信頼できる人物、親友なのだろうね。
身勝手さと信頼の絶妙なバランス。
アキームにとっては何でも話せる大切な存在であり、理解者。
こんな存在がいたらなーって思うね。
ウッチャンに対するナンチャン
仗助に対する億泰!
ジョルノに対するミスタ!
、、、違うか!?
最後に。
最後の結婚式のサプライズはちょっと酷いなーと思ったんだよね。
あのサプライズ。アキームが嫌がって結婚式すら実施されなかった可能性だってあるんじゃあないのって思ったんだよね。
アキームが精神的に大人だからか。
はたまた、しきたりへの諦めだったのか。
ちゃんと結婚式してくれてよかったね。
、、、ところで、、、
、、、「星の王子」ってどういう意味だったんだろう、、、
てなわけで、
決着ゥゥーーーーッ!!