学びを結果に変える「アウトプット大全」(樺沢紫苑著)
学びを結果に変える「アウトプット大全」(樺沢紫苑著)
「一週間に3回アウトプットすると記憶に残りやすい」
これは
caffelaatte-cappuccino.hatenablog.com
で書かれていたことだ。
「読んだ本の内容を記憶に残したい」と考えるカフェラァテは、
アウトプット3回のうちの1回分としてこのブログを書き始めたんだ。
ということはさ、
必然的に読むしかないのがこの「アウトプット大全」という本。
しかも「学びを結果に変える」ってんだからぁ尚更だよねぇ。
つまり非常にわかりやすく言い換えると、
記憶に残したい→アウトプットが大事→『アウトプット大全』を読む
のと
「コーラを飲む→ゲップが出る」
は同じくらい確実な流れってわけ。
てことで、
記憶に残すにはアウトプットが大事だと知ったからアウトプット大全を読み、
アウトプット大全を読んだ結果をアウトプットして、
アウトプット大全の内容を記憶に定着させて、
その結果として自分のアウトプット力を高めていこう、、、
っていう、ジョースターの血統程度にはややこしい
「アウトプット祭り」を始めようと思うよ。
ただし、今回はあくまでも「読書の視点」から。
さらに、
精神科医が教える「読んだら忘れない読書術」(樺沢紫苑著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
にも書かれていて、
カフェラァテも参考にしている、樺沢紫苑さんが行うアウトプット方法
①本を読みながら本自体にメモを取る。マーカーでラインを引く。本は汚してOK。
(※『ダーティー読書術』と名付けられていた)
②本の内容を人に話す。
③感想や気付き、名言をフェイスブックやツイッターでシェアする。
④フェイスブックやメルマガに書評やレビューを書く。
をベースにして本記事でまとめようと思う。
本書には本当に色々な視点から、
アウトプットに関するあらゆる内容が書かれていた。
それは読んでもらえば、というか目次を見てもらえればとてもよく分かると思う。
各自が自分の気になる内容を目次からピックアップして読んでいく、
っていう読み方がめちゃくちゃ合うんじゃないかなと思うよ。
そう、それはいわゆるワープ読書術だね。
記憶に残すために大事な「アウトプット」。
じゃあその「アウトプット」とは何ぞや、
読書での「アウトプット」はどうしたら良いか。
そんなところに絞って、、、
それじゃあ早速ゥー!
1.「書く」ほど脳が活性化する
アウトプットのベース(基本)となる行動は
- 話す
- 書く
ということ。
アウトプット的な多くの行動は、これらの行動がベースとなって行われるってわけ。
さらには記憶に残すという観点からいうと
「話す」<「書く」
ということらしい。
書けば書くほどに脳が活性化する。
書くことで「RAS(脳幹網様体賦活系)」という脳の部分が刺激されるからだという。
話すことでも刺激はされるんだろうけど、書いた方がより強く刺激される、という事だと思う。
RASは「注意の司令塔」とも呼ばれていて、RASが刺激されると
- 対象物に対して集中力を高め、積極的に情報収集し始める。
- 記憶力や学習能力が高まる。
- 重要でない情報はスルーし、重要な情報に脳の力を振り向ける。
ということが無意識に行われるらしい。
ただし、ここで言う「重要な情報」っていうのは、客観的にというよりも「今の自分にとって」ということだと考えた方がよさそう。
書いた内容が「重要な情報」として括られるってことだろうね。
つまり
「重要だ!」「記憶に残したい!」「もっと知りたい!」
と思うならば、そのことについて書けばいいってこと。
「無駄無駄無駄無駄ァァーー!!」
、、、じゃなくて、
「オラオラオラオラァァーー!!オーラーァァーー!!」
ってな具合でどんどん書いていこう、ってことだねぇ。
2.「書き込み」でアウトプット
「読む」という行為はまさにインプットなんだけど、それをアウトプットに変える方法があるというんだ。
それが「書き込みしながら読む」という方法なんだよね。
、、、いや「読みながら書き込む」というべきか。
そんなことはどっちでもいいことだよ。
横断歩道を渡るときに右手を上げるべきか、それとも左手を上げるべきかを迷うくらいに無駄なことだよ。
ちなみに書き込むというのは
- アンダーラインを引く
- 文字を書く
ということ。
それらを行うと「RAS」が刺激されるというわけだね。
精神科医が教える「読んだら忘れない読書術」(樺沢紫苑著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
にも「ダーティー読書術」として書かれていた。
先の記事でも書いたけど、
-
読みながら気に入った箇所、気づき、疑問点にラインを引いたり、余白に書き込みをする。これで、インプットしながら同時にアウトプットにもなる。
-
「読む」「線を引く」「文字を書く」という行為は、それぞれ脳の別々の領域で行われる為、脳が活性化されて記憶に残りやすい。
ということだそうだ。
3.「要約」でアウトプット
「要約」も当然アウトプットになる。
著者おすすめの要約力アップの練習法は『Twitter』。
Twitterは140字という絶妙な文字数制限があり、その制限の中で要約することで要約力がアップするということだそう。
しかもこれを5分以内で終わらせることが推奨されている。
カフェラァテはまだこの「Twitter要約」に関してはやれていないというのが正直なところ。なんとなくブログより大変そう。。。
でもこの「大変さ」がトレーニングになるって書いてあるんだよねぇ。
頑張ってやっていこう。
4.「教える」でアウトプット
著者曰く、「『教える』ことは『最強のアウトプット』」だそう。
そのことを示すとある実験が本書で紹介されていた。
その実験では参加者にある事を暗記してもらうんだけど、
参加者を2つのグループ(1と2)に分けて
- これが終わった後にテストをする。
- これが終わった後に他の人に教えてもらう。
と、それぞれのグループに別々の条件を伝えていたという。
1と2のそれぞれのグループでは同じ時間をかけて暗記をしてもらい、
結局どちらも教えることはせず、どちらもテストをしたらしいんだけど、
「2」のグループの方が高得点をとったそうなんだ。
実験の参加人数なんかは書かれていなかったから、
本書しか読んでいないカフェラァテは詳細な実験条件なんかは正直分からないんだけど、実体験からしてもそうだよなぁってのは思うよね。
本書にも書かれてるんだけど、「人に教える」という事にはさ、
「しっかり理解しないと人には教えられない」
「理解の不十分な点がより強く認識される」
という効果があるってことなんだよねぇ。
「教える」ということは、「アウトプット」・「インプット」・「フィードバック」の効果が同時に得られるということ。
人に教えることを前提にすると、記憶力や学習効果がアップするってことだねぇ。
ただ、実際に人に教える機会を作るのはなかなか難しくて、
精神科医が教える「読んだら忘れない読書術」(樺沢紫苑著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
の中でも「教える相手」や「教える場面」をリアルに想像したんだけど、
それはそれはかなり高い壁がそびえ立ってるよね。
いやそれはもう、リサリサのヘルクライム・ピラーよりも険しくそびえ立ち、そしてそそり立っているよねぇ。
てなわけで、
今のところは人に教える代わりに「ノートに整理する」という事をやっていこうと思っているし、
レビューや感想としてこのブログに書いていこうと思っているんだよね。
という事で、
「読書した内容を記憶に残す」という視点から本書をまとめてみた。
何度も出してかなりしつこいのは重々承知なんだけど、
精神科医が教える「読んだら忘れない読書術」(樺沢紫苑著) - カフェラァテ・カプチノの奇妙なアウトプット
の完全な続き、深掘り感満載の内容になったよね。
「アウトプットするより違う本をどんどん読みたい!」
っていう気持ちが正直残ってはいるんだけど、
「それでもやっぱりアウトプットしないと!」
っていう気持ちをより強くしてくれる内容だったと思う。
オラオララッシュばりに書いて書いてRASを刺激していくよォーー!
てなわけで、
決着ゥゥーーーーッ!!